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「卑屈」の意味と使い方や例文!「ネガティブ」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
卑屈

【読み方】
ひくつ

【意味】
(他人にへつらって)自らを卑しめるいじけたさまであること。

【語源・由来】
「卑」は「心がいやしい。下品な。」「屈」は「かがまって伸びない。」

【類義語】
自虐的、自嘲的、卑下

【対義語】
尊大

卑屈(ひくつ)の使い方

ともこ
健太くん。またふられたの。
健太
どうせ僕なんて誰にも認めてもらえないんだよ。
ともこ
卑屈になったら人生終わりよ。
健太
人生は分からないけど、彼女ができない僕の青春は終わっているよ。

卑屈(ひくつ)の例文

  1. 学歴がないからと言って卑屈になる必要はない。
  2. 貧しさは人を卑屈にさせる。
  3. お金持ちの友人のご機嫌を取る健太くんは卑屈だ。
  4. 全ての自信を失って卑屈になった。
  5. 健太くんはちょっと卑屈なくらい私に丁寧なんです。

「卑屈」と「ネガティブ」の違いは?

卑屈」と同じような意味の言葉に「ネガティブ」があります。

ネガティブ」の意味は「否定的。消極的。」という意味で「ネガティブ・キャンペーン(negative campaign)(自社製品の優位性を訴えるため、競合商品の欠点を指摘する広告。)」という使い方で見聞きすることがあります。

意味の違いは
卑屈」は「自分をいやしめること。」
ネガティブ」は「否定的。消極的。」
となります。

卑屈」「ネガティブ」ともに否定の意味を含む言葉ですが、「卑屈」はいじけるという意味、「ネガティブ」は広く消極的かつ否定的な意味を表します。

また「ネガティブ」な思考の持ち主は、悪いことを想定して石橋を叩いて渡るので、危機を回避することができるという良い点があることも「卑屈」とは異なる点です。

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