【二字熟語】
謝絶
【読み方】
しゃぜつ
【意味】
相手の申し入れを断ること。
【語源・由来】
「謝」は「ことわる。」
「絶」は「こばむ。」
【類義語】
辞退、固辞、断り、願い下げ、御免
謝絶(しゃぜつ)の使い方
感染症対策のために面会謝絶なんですって。
お見舞いに行けないね。
オンラインでお見舞いできるみたいよ。
便利な世の中になったね。
謝絶(しゃぜつ)の例文
- 門を閉じて客を謝絶する。
- ステイホームが推奨され、一切の交際を謝絶した。
- 入会を謝絶した。
- 普段は観覧謝絶だが、ともこちゃんの権力で中に入ることができた。
- 容態が悪化して面会謝絶中です。
「謝絶」と「拒絶」「辞退」の違いは?
「謝絶」に似ている語に「拒絶(きょぜつ)」「辞退(じたい)」があります。
「謝絶」と「拒絶」の違いは?
「拒絶」は、相手の頼みや要求をこばむことをいいます。
「謝絶」は、「面会を謝絶する」のように、相手に失礼にならないよう丁寧に断ることをいいます。
対して「拒絶」は、「面会を拒絶する」のように、話し合いや交渉に全く応じず拒むことをいいます。
「謝絶」と「辞退」の違いは?
「辞退」は、「勧められたことを遠慮して断ること。また、自分の既得の地位・権利などを遠慮して放棄すること。」という意味です。
「謝絶」も「辞退」も、すすめや依頼などに応じないことをいいます。
しかし「辞退」は、「国民栄誉賞を辞退する」のように、自分にとって光栄なことや、利益になることに、何かの理由で応じないことをいいますが、「謝絶」にその意味はありません。
「辞退」は、いったん受けた権利や地位の授与を、自分にはふさわしくないと取り消す場合にも使われます。
また「謝絶」は、失礼にならないように、申し出に応じられないと伝えることをいう点が「辞退」とは違います。