【二字熟語】
紐帯
【読み方】
ちゅうたい
「じゅうたい」とも読む。
【意味】
①ひもと、おび。転じて、二つのものをかたく結びつけるもの。
②血縁・地縁・利害関係など、社会を形づくる結びつき。
【語源・由来】
ひもとおびの意。
【類義語】
柵、絆、縁故、信頼
紐帯(ちゅうたい)の使い方
僕のクラスはバラバラなんだよね。
行事を通して、自然と紐帯が強まるんじゃない?
もうすぐ体育祭があるね。
そこできっと紐帯が強まるわよ。
紐帯(ちゅうたい)の例文
- この条約が、両国を太い紐帯で結ぶ。
- 芸術祭を紐帯として、住民同士がつながる。
- 宗教的共同体とは、ある宗教を紐帯としている人々の共同体です。
- 強い紐帯による口コミは信頼に値する。
- 飲みニケーションで部下と紐帯を高める時代は終わった。
「社会的紐帯」とは?
「紐帯」を用いた語の一つに「社会的紐帯(しゃかいてきちゅうたい)」があります。
「社会的紐帯」とは、アメリカの社会学者 F.H.ギディングズが、自著である「社会学原理」で用いた概念をいいます。
「社会的紐帯」とは、一定の集団、社会内の成員に共通するものはすべて成員を結合させる「紐帯」であるとする概念です。
「共同社会」でいえば血縁、地縁。「利益社会」では類似性、利害の共有のことをいいます。