【二字熟語】
溺愛
【読み方】
できあい
【意味】
むやみにかわいがること。盲愛。
【語源・由来】
「溺」は「あることに心を奪われ、他を顧みない。」
【類義語】
盲愛、猫かわいがり、寵愛
【対義語】
疎外
溺愛(できあい)の使い方
健太くんは、両親から溺愛されているわね。
兄さんたちと一回り年齢が離れているからね。
可愛くて仕方ないのね。
兄さんたちには申し訳ないくらい大事にされているよ。
溺愛(できあい)の例文
- 一人息子を溺愛する。
- 孫が生まれ、孫を溺愛する友人の気持ちが分かった。
- 彼の溺愛ぶりは異常だ。
- 実の息子のように弟子を溺愛した。
- 遅くにできた子供だったので、花よ蝶よと溺愛された。
「溺愛」と「寵愛」の違いは?
「溺愛」に似ている語に「寵愛(ちょうあい)」があります。
「寵愛」は、特別に大切にして愛することをいいます。
「溺愛」も「寵愛」も、とてもかわいがることをいいます。
しかし「溺愛」は、盲目的に愛することをいい、冷静さや常識的な範疇を超えた過剰な愛情をいいます。
対して「寵愛」は、特別扱いをしてとても大切にすることをいい、「溺愛」と比べて、周囲の状況が見えていて、冷静さが感じられるニュアンスです。