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「程度」の意味と使い方や例文!「程度が知れる」とは?(類義語)

【二字熟語】
程度

【読み方】
ていど

【意味】
①物事の性質や価値を相対的にみたときの、その物事の置かれる位置。他の物事と比べた際の、高低・強弱・大小・多少・優劣などの度合い。ほどあい。
②許容される限度。適当と考えられる度合い。ほどあい。
③他の語の下に付き、それにちょうど見合った度合い、それくらいの度合いの、の意を表す。

【語源・由来】
「程」は「物事をはかる基準。決まり。度合い。」
「度」は「程合い。」

【類義語】
度合い、程

程度(ていど)の使い方

健太
何だか喉が痛いな。
ともこ
風邪をひいたのかしら。この程度なら、生姜湯を飲んでゆっくり寝れば大丈夫よ。
健太
そうだね。今日は早く帰るよ。
ともこ
夜更かしせずにしっかり寝るのよ。

程度(ていど)の例文

  1. 現在、定刻よりも5分程度の遅れが生じています。
  2. 乱暴にも程度があるだろう。
  3. 両者の意見の違いは程度問題に過ぎない。
  4. 程度副詞には、ちょっと、もっとなどがある。
  5. いくら小さな家で良いと言っても程度問題だ。

「程度が知れる」とは?

程度」を用いた表現の一つに「程度が知れる(ていどがしれる)」があります。

程度が知れる」の「知れる」とは、
①他の人の知るところとなる。知られる。
②知ることができる。自然にわかる。判明する。
③大したことではないとわかる。それほどではないと見当がつく。
④(「しれたこと」の形で)わかりきっていて言うまでもない。
⑤(「どんなに…かしれない」などの形で)予想がつかないほど甚だしい、の意を表す。

という意味です。

程度が知れる」とは、大したことではない、それ程ではないと見当がつくという意味です。

【例文】

  1. 御馳走してくれるというが、ケチな彼の事だから程度が知れる
  2. 行き交う人を見るだけで、その町の程度が知れる
  3. 二言三言会話をすれば、教養の程度が知れる