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「鈍重」の意味と使い方や例文!「鈍重にして愚鈍」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
鈍重

【読み方】
どんじゅう

【意味】
動作や物事に対する反応がにぶくてのろいこと。また、そのさま。

【語源・由来】
「鈍」は「のろい。おろか。頭のはたらきや動作がのろい。」
「重」は「かんじる。」

【類義語】
のろま、愚図

【対義語】
機敏、身軽、軽快、迅速

鈍重(どんじゅう)の使い方

ともこ
健太くん。そんなに行くのが嫌なの?牛のように鈍重な歩みになっているわよ。
健太
暑いし面倒くさいし、家で涼んでいたいよ。
ともこ
今から行くところに行かないと、後で悔やむことになるわよ。
健太
一体全体どこに行くって言うんだ。

鈍重(どんじゅう)の例文

  1. 健太くんは鈍重そうに見えるが、実はかなり頭が切れる。
  2. 肥満体で鈍重そうだが、健太くんは機敏に動くことができる。
  3. 危機を乗り切るために、僕の鈍重な頭をフル回転させて考えた。
  4. ご飯を食べてすぐの健太くんは鈍重でいつものキレがない。
  5. 鈍重な健太くんの動きに比べて、ともこちゃんの動きは滑らかで美しい。

「鈍重にして愚鈍」とは?

鈍重」を用いた言葉の一つに「鈍重にして愚鈍」があります。

最近、東海オンエアの虫眼鏡さんのロボット掃除機に対する発言で話題になりました。

鈍重にして愚鈍」の「愚鈍」は、「判断力・理解力がにぶいこと。頭が悪くのろまなこと。また、そのさま。」という意味です。

鈍重」も「愚鈍」も、動作や反応がにぶいことをいいます。

しかし「鈍重」は、にぶくてのろいさまをいい、「愚鈍」は、にぶく間の抜けたさまを言う点が違います。

鈍重にして愚鈍」とは、動作や反応がにぶくてのろい上に間が抜けているという意味です。