怨嗟の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
怨嗟
【読み方】
えんさ
【意味】
うらみ嘆くこと。
ツイてないことが起きて、それに対してすごい怒ったり、悲しんだりする感じやな。こんなにツラい思いをしてるんや、っていう強い気持ちのことやな。
【語源・由来】
「怨」は「うらむ。うらみ。あだ。かたき。」
「嗟」は「なげく。」
【類義語】
怨恨、怨念、遺恨
【対義語】
感謝
怨嗟(えんさ)の解説
「怨嗟」っていう言葉はね、とても悔しくて、つらくて、自分の状況や運命に対して、不満を感じて嘆くことを表しているんだよ。
例えば、「怨嗟の声」っていう表現は、人々が自分たちの困難な状況や不公平な扱いに対して、強く不満を感じて、それを声に出して訴えるという意味だよ。
だから、「怨嗟」っていう言葉は、自分がつらい思いをして、それに対して悔しくて、悲しくて、不満を感じる心の状態を表しているんだね。
怨嗟(えんさ)の使い方
怨嗟(えんさ)の例文
- 暴政に対する怨嗟の声があがっている。
- 倒産の危機に、多くの社員が怨嗟の声をあげながら会社を去っていった。
- 災害で突如命を奪われた人たちの怨嗟の声が聞こえる。
- 彼の苛烈な性格に怨嗟の念を抱いている部下は多かった。
- 健太くんが怨嗟の的になっていた。
怨嗟の文学作品などの用例
「怨嗟」と「怨恨」や「怨念」との違いを解説
「怨嗟」に似ている語に「怨恨(えんこん)」「怨念(おんねん)」があります。
「怨嗟」と「怨恨」の違い
「怨恨」はうらむこと。また、深いうらみの心。
という意味です。
「怨嗟」「怨恨」ともにうらむという意味ですが、「怨嗟」はなげくという意味が含まれ、「怨恨」と異なります。
一方、「怨恨」は、誰かに対して深い恨みを持つことを表すんだ。
でも、「怨恨」は、もっと深い恨みを指すんやな。自分がなんか嫌なことされたら、それが「怨恨」になるんやな。
「怨嗟」と「怨念」の違い
「怨念」はうらみのこもった思い。うらみに思う気持ち。
という意味です。
「怨嗟」「怨念」ともにうらみという意味がありますが、「怨嗟」はうらみ嘆くという動詞で、「怨念」はうらみの思いという名詞という違いがあります。
一方で、「怨念」は、うらみの感情そのものを指し、人が他人に対して恨みを抱いている気持ちを表すんだよ。
でも、「怨念」は、もっと中身に焦点を当ててて、恨みの感情そのものを指すんやな。「あいつには絶対許せん!」みたいな感じやな。似てるけど、少し違うんやな。