「二字熟語の百科事典」が書籍化されました!詳細はコチラ

「大仰」の意味と使い方や例文!読み方は「おおぎょう」。「たいぎょう」は別語?(類義語)

大仰の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
大仰

辞書によっては「大形」「大業」の表記も示されます。ただし、現代の「大業」には「たいぎょう」と読む別語もあるため、読み方と文脈に注意が必要です。

【読み方】
おおぎょう

【意味】
①大げさなこと。また、そのさま。誇大。
②規模や計画の大きいこと。また、そのさま。

二字熟語の博士
「大仰」という言葉は、二つの意味を持っているんだ。一つ目は、物事を大げさに表現すること、つまり誇張することだよ。

二つ目は、規模や計画が大きいことを指しているんだ。

助手ねこ
なるほどな。それは、「物事を大げさに言う」または「規模が大きい」ことを表す言葉やな。

つまり、一つはちょっとオーバーに表現することやな。もう一つは、すごく大きな計画や事業のことを指してるんやな。なかなか使い方に工夫が要る言葉やな。

【語源・由来】
「仰」は「あおぐ。あがめる。うやまう。」

【類義語】
大げさ、誇大、大層、仰々しい など(語義による)

【対義語】
明確な固定対義語はありません。「控えめ」「ささやか」などが文脈によって対照的です。

「大仰」の意味と読み方を簡単にいうと

「大仰」は「おおぎょう」と読み、主に大げさなこと・誇張したさまを表します。古い用法では、規模や計画が大きいことも表します。

「たいぎょう」は「大仰」の読み方ではありません。ただし、「大業」という別の語には「たいぎょう」という正しい読みがあり、「大きな事業・重大な仕事」といった意味があります。

「大仰(おおぎょう)」と「大業(たいぎょう)」は、表記や読みが近くても別の語として区別して考えると分かりやすいです。

大仰(おおぎょう)の解説

カンタン!解説
解説

「大仰」っていう言葉は、主に二つの意味があるんだ。

1つ目は、何かを大げさに表現すること、またはその様子を指すことだよ。例えば、「大仰な言い方」っていう表現は、普通よりも大げさに何かを説明したり表現したりする様子を指しているんだ。

2つ目の意味は、規模や計画が大きいこと、またはその様子を指すことだよ。例えば、「万事大仰になりて金銀を惜しまず」〈浮・禁短気・六〉という文は、すべての事が大きな規模になり、お金を気にせずに何事も行っているという意味になるんだ。

だから、「大仰」っていう言葉は、何かが大げさであるか、規模が大きいことを表すときに使うんだね。

大仰(おおぎょう)の使い方

使い方のポイント
「大仰」は、現代では主に「大げさなこと・大げさなさま」の意味で使います。「大仰な言い方」「大仰に驚く」のように使えます。読みは「おおぎょう」です。

大仰(おおぎょう)の例文

例文
  1. 彼は身振りを交えながら、少し大仰に出来事を説明した。
  2. そんなに大仰なものではなく簡単な式典にしたい。
  3. ささいなことも大仰なものに感じられるときがある。
  4. 彼女は、大仰にため息をついてみせた。
  5. 簡単な報告で十分なので、あまり大仰な資料にする必要はない。

大仰の文学作品などの用例

  1. ・・・酒の盃を干してから、大仰に一同の顔を見まわした。円卓のまわりを囲・・・ 芥川竜之介「一夕話」

  2. ・・・翁は大仰に首を振って、「その知人の家に居りますと、急に往来の人通・・・ 芥川竜之介「運」

  3. ・・・と彼は電報に、もっと大仰な文句を書いても、好かったような気がし出・・・ 芥川竜之介「お律と子等と」

「大仰」を「たいぎょう」と読むのは間違い?

「大仰」の一般的な読みは「おおぎょう」で、「たいぎょう」はこの語の読みではありません。

ただし、ここで注意したいのが「大業」です。「大業」には「たいぎょう」という別語があり、大きな事業・重大な仕事などを表します。

また、古い辞書資料では「おおぎょう」の表記として「大業」が挙げられることもあります。そのため、漢字だけを見て読みを決めず、現代の文脈では「大仰=おおぎょう」「大業=たいぎょう」という基本を押さえるのが分かりやすいでしょう。

ABOUT US
北澤篤史漢字熟語・二字熟語の専門家
漢字熟語・二字熟語の意味や使い分けを研究・解説する専門家。ことわざ学会理事、2025年度ことわざ研究奨励賞受賞。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる すごいことわざ図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる おもしろい四字熟語図鑑』(いずれも講談社)がある。
北澤篤史の詳しいプロフィールを見る



error: 右クリックはできません。