【二字熟語】
不義
【読み方】
ふぎ
【意味】
①人として守るべき道にはずれること。また、その行い。
②道に背いた関係を結ぶこと。特に、既婚者が配偶者以外と肉体関係をもつこと。密通。
③律の八虐の一。師や長官などを殺すこと。
【語源・由来】
「不」は「否定を表す語。…しない。…でない。」
「義」は「人としてふみ行うべき道。利欲を捨て、道理にしたがって行動すること。」
【類義語】
非道、無道、横道、無法、非常識
【対義語】
正義
不義(ふぎ)の使い方
うまく彼をだましてお金をゲットしたよ。
不義にして富み且つ貴きは浮雲の如しというわよ。不正で得たお金はすぐに消えるわ。
これを元手に大儲けしようと考えているんだ。
神様は見ているわよ。絶対に失敗するわ。
不義(ふぎ)の例文
- 不義はお家のご法度として、男女の密通を禁じた。
- 僕が天に代わりて不義を討つと決めた。
- 健太くんは、自身が不義の子であることを知った。
- 彼は不義をして、故郷から追い出された。
- 中国は、アヘン戦争や日清戦争を不義の戦いと位置付け、不平等条約解消を訴えた。
「不義理」とは?
「不義」を用いた表現の一つに「不義理(ふぎり)」があります。
「不義理」とは、
①義理を欠くこと。また、そのさま。
②人から借りた金や物を返さないでいること。
という意味です。
【例文】
- 不義理を重ねたことを詫びる。
- 健太くんは、自分の両親を大事にしない不義理な部分がある。
- 彼女には、長いこと不義理をしている。