【二字熟語】
不孝
【読み方】
ふこう
【意味】
孝行でないこと。また、そのさま。
【語源・由来】
「不」は「否定を表す語。…しない。…でない。」
「孝」は「親によく仕えること。」
【類義語】
親不孝
【対義語】
孝行
不孝(ふこう)の使い方
健太くん。早まっちゃだめよ。
父さん、母さん。先立つ不孝をお許しください。
考え直して。自殺を思いとどまらないと、明日のサイン会に行けないわよ。
そうだった。サイン会に行ってから、生きるか死ぬか考えよう。
不孝(ふこう)の例文
- 年老いた親に心配をかけるなんて、親不孝以外の何物でもない。
- 僕は、親不孝な不肖の息子だった。
- いまさら不孝を詫びてももう遅い。
- 長いこと親不孝をしてきたが、ようやく親孝行ができた。
- 私の事で、こんな騒ぎになって、私ほど悪い不孝な娘は無いという気がしました。(太宰治、千代女)
「先立つ不孝をお許しください」とは?
「不孝」は、「先立つ不孝をお許しください」という表現で使われることがあります。
「先立つ不孝をお許しください」とは、子が親に先んじて自ら死ぬ決意をした時に発する言葉です。
親より子が先に死ぬことが親不孝であることからいう言葉です。
「先立つ不幸をお許し下さい」は間違いです。
【例文】
- いじめに耐えきれない、先立つ不孝をお許しください。
- 生きていくことに疲れました。先立つ不孝をお許しください。