【二字熟語】
噴飯
【読み方】
ふんぱん
【意味】
がまんできずに笑ってしまうこと。
【語源・由来】
おかしくて、食べかけの飯をこらえきれずに噴き出す意から。
【類義語】
噴飯物
噴飯(ふんぱん)の使い方
ショートケーキは日本人が作り出したものなんだよね。
伝統的なフランス菓子を学んだ人たちにとっては、噴飯物なんでしょうね。
スポンジとクリームを重ねただけなんて、ぶふふっって笑ってしまうんだろうね。
私は、日本発のショートケーキが好きだけどね。
噴飯(ふんぱん)の例文
- 彼の弁解は、まったくの噴飯物だった。
- これが友人たちの耳に入ったら、疑いもなく噴飯物だろう。
- 英吉利の古代演劇史を知るものには、これも噴飯に堪へないかも知れない。(芥川龍之介、本の事)
- そのためには噴飯の資になることも快く甘じて受けたく思ひます。(坂口安吾、意識と時間との関係)
- 海外投資家にすれば、政府の円安放置は、世界の非常識だと噴飯物だ。
「噴飯もの」とは?
「噴飯」を用いた表現の一つに「噴飯もの」があります。
「噴飯もの」とは、「食べかけの飯をこらえきれずに噴き出してしまうほどに、おかしくてたまらない出来事。もの笑いのたねになるような、みっともない事柄。」という意味です。
【例文】
- 海外で使われている日本語の教科書の文章は噴飯ものだったりする。
- へっぴり腰の彼の姿は噴飯ものだった。
- 庶民の健太くんが、プリンセスと結婚できると思っているなんて噴飯ものだ。