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「不詳」の意味と使い方や例文!「不明」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
不詳

【読み方】
ふしょう

【意味】
つまびらかでないこと。くわしくわからないこと。

【語源・由来】
「詳」は「くわしい。つまびらか。つまびらかにする。」

【類義語】
未詳

不詳(ふしょう)の使い方

健太
歴史上の人物は、生没年不詳の人が多いよね。
ともこ
そもそも戸籍という概念が無かったり、災害で消失したりして分からなくなるんでしょうね。
健太
大昔の人で生没年が分かっている人は、相当有名な人?
ともこ
昔の人が後世に伝えたいと思うくらい偉い人でしょうね。

不詳(ふしょう)の例文

  1. この曲は長い間作者不詳だった。
  2. 身元不詳の死体があがった。
  3. 飛行機事故の原因は不詳です。
  4. 所持品が一切なく、被害者の住所氏名は不詳です。
  5. ともこちゃんはいくつになってもきれいで年齢不詳だ。

「不詳」と「不明」の違いは?

不詳」に似ている語に「不明」があります。

不明」は
①あきらかでないこと。はっきりしないこと。
②才知の足りないこと。事理に暗いこと。識見のないこと。

という意味です。

【両語の違い】

不詳」・・・調べればわかるが現時点ではわからないこと
不明」・・・まったくわからないこと。

例えば、

「作者不詳」・・・現時点で作者がだれかわかっていない。
「作者不明」・・・作者がだれかわからない上に、手がかりもない

というように「不詳」は現時点ではわからないけれども調査次第で判明するという意味、「不明」はまったくわからないという意味です。

違いを理解して上手に使い分けましょう。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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