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「風格」の意味と使い方や例文!「貫禄」「威厳」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
風格

【読み方】
ふうかく

【意味】
①その人の容姿や態度などに現れる品格。
②味わい。趣。

【語源・由来】
「風」は「姿やようす。」
「格」は「すがた。かたち。」

【類義語】
品格

風格(ふうかく)の使い方

ともこ
あの人って、ドラマによく出ている大女優じゃない?
健太
大女優としての風格があるね。
ともこ
マスクとサングラスでも隠せない風格ね。
健太
あれだけの風格を備えたそっくりさんなんていないだろうから、あれは本物だね。

風格(ふうかく)の例文

  1. デビュー前からスターのような風格がある。
  2. 王者の風格が備わっている。
  3. 風格のある字を書くね。
  4. 健太くんにはどことなく風格がある。
  5. これは風格のある文章だ。

「風格」と「貫禄」「威厳」との違いは?

風格」に似ている語に「貫禄(かんろく)」「威厳(いげん)」があります。

「風格」と「貫禄」の違いは?

貫禄」は、「からだつきや態度などから感じる人間的重みや風格。身に備わった威厳。」という意味です。

「見かけは貫禄たっぷりだ」というように、肥っていることをからかって使うことがあります。

風格」は、その人の容姿や態度などに現れる品格をいいます。

対して「貫禄」は、身に備わる威厳をいいます。

風格」は、にじみでる品のよさ、品位をいい、「貫禄」は、堂々として立派な様子を表すという違いがあります。

「風格」と「威厳」の違いは?

威厳」は、近寄りがたいほど堂々としておごそかなことという意味です。

風格がある」も「威厳がある」も、堂々として落ち着いていることをいいます。

しかし「威厳」には、いかめしいという意味が含まれる点が「風格」とは違います。