限界の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
限界
【読み方】
げんかい
【意味】
物事の、これ以上あるいはこれより外には出られないというぎりぎりのさかい。限り。
たとえば、走っても走ってももう一歩も足が前に出へん、そんな感じやろ? なるほどな~。自分の「これ以上はダメ」っていう線を知るのも大事やな、それが自分の限界ってことか。
【語源・由来】
「限」は「区切り。かぎり。」
「界」は「空間を分けた区切り。物事のさかい目。」
【類義語】
限度、際限、有限
【対義語】
無限
限界(げんかい)の解説
「限界」っていう言葉はね、物事がこれ以上進めない、もうこれが最後の点だよ、という意味なんだ。
例えば、「広葉樹分布の北の限界」という場合は、広葉樹が生えることができる北側の一番端の地点のことを言うんだ。これ以上北には広葉樹は生えないってことを示しているんだよ。地球上の気候や環境が変わると、植物が生える場所にも限界があるんだ。
また、「我慢ももう限界だ」という表現は、人が我慢できることにも限界があって、それ以上我慢ができないという気持ちを表しているんだ。たとえば、うるさい音をずっと我慢していたけど、もうこれ以上我慢できないっていう感じだね。
さらに、「もう、体力の限界だ」っていう言葉はね、自分の体がもうこれ以上がんばれないって感じるときに使うんだよ。例えば、長い時間走ったり、重いものをたくさん運んだりして、もう疲れてこれ以上動けないなってときなんかのことなんだ。これは、自分の体が持っている力や活動できる限界に達したことを表しているんだよ。
だから、「限界」っていう言葉は、物事や人が持っている最大の点や境界線を指していて、それ以上はないっていう意味で使われるんだね。
限界(げんかい)の使い方
限界(げんかい)の例文
- 能力の限界を超えろ。
- 我慢ももう限界だった。
- 体力の限界に挑戦する。
- 限界が見え始めた。
- 一人でできることには限界がある。
限界の文学作品などの用例
「限界」と「臨界」の違いを解説
「限界」に似ている語に「臨界(りんかい)」があります。
「臨界」は、
①さかい。境界。
②物質が臨界温度・臨界圧力に達すること。臨界状態になること。
③核分裂連鎖反応で、中性子の生成と消失とが均衡状態になること。原子炉では、核分裂連鎖反応が一定の割合で継続するようになること。
という意味です。
「限界」は、これ以上無理というぎりぎりの範囲のことをいいます。
対して「臨界」は、物質が、今の状態から変化して違う状態になる境目のことをいうので意味が違います。
一方で、「臨界」とは、ある重要な変化が起こるちょうどその境界点や状態のことを指すんだ。特に科学の分野では、物質が特定の温度や圧力に達した時の状態や、原子炉での核分裂連鎖反応が一定の割合で継続する状態のことを指すよ。
でも、「臨界」はちょっと違うやんな。これは、もうちょっとで何かがガラッと変わりそうな、そんなピリピリした境目のことやな。例えば、お湯が沸騰する直前とか、原子炉がちょうどいいバランスで動いてる状態とかか。へぇ〜、似てるけど全然ちゃうもんやな。
何かをしている時に、「これができるのはここまでだ」という最高点や最終点を表す言葉なんだ。