犠牲の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
犠牲
【読み方】
ぎせい
【意味】
①ある目的を達成するために大切なものを引きかえにすること。
②天災・人災などのために死んだり傷ついたりすること。
③神、精霊などをまつるときに供える生き物。いけにえ。
2つめは、自分が望んでなくても、戦争や災害で傷ついたり命をなくすことやな。 3つめは、神様や霊を祀る時に、生き物をお供えすることやな。 それぞれ、違う状況での「犠牲」やけど、全部大切なものを失う、という共通点があるんやな。
【語源・由来】
もと神・精霊などに供えるいけにえの意。
【類義語】
生贄、捨て駒
【対義語】
生存
犠牲(ぎせい)の解説
「犠牲」という言葉には、3つの意味があるんだ。
1 番目の意味では、ある大切な目的や理由のために、自分の地位やお金、または他の大切なものを意図的に失うことを言うんだ。例えば、「道義のために地位も財産も犠牲にする」とか「犠牲を払う」という感じで使われるんだよ。これは、何か正しいことや大切なことのために、自分の利益や幸せを捨てることを意味しているんだね。
2 番目の意味では、自分の意志とは関係なく、戦争や天災、事故などに巻き込まれて、命を失ったり、ケガをしたりすることを表しているんだ。例えば、「戦争の犠牲となる」っていう言葉では、戦争で無理やり命を奪われたり、傷つけられたりすることを言っているんだよ。
3 番目の意味では、神様や精霊などを祀るときに、生き物を供えること、いけにえのことを指しているんだ。昔の人々は、神様を喜ばせるためや、お願い事を聞いてもらうために、神様に動物を捧げたりしたんだよ。
だから、「犠牲」という言葉は、大切なものを失うこと、または大切な目的のために何かを捧げること、あるいは神様に何かを捧げる行為を表しているんだね。
犠牲(ぎせい)の使い方
犠牲(ぎせい)の例文
- 自己犠牲の可能性があっても、ヒーローは、人類を救うための行動を取る。
- たとえわたしが、どんなことをさぐりだしても、自分たちが安全でいられるように細工した。罪もない子どもを犠牲にしようとしたのですよ。(クリスティ、ポワロ参上!)
- 我が子を救うためなら、自分の命が犠牲になっても構わない。
- あの災害では、多くの人が犠牲になった。
- 愛する女子ならその女子の為めに犠牲になれぬということはあるまいじゃ。(田山花袋、蒲団)
犠牲の文学作品などの用例
「犠牲にする」とは?
「犠牲」を用いた表現の一つに「犠牲にする(ぎせいにする)」があります。
「犠牲にする」とは、ある目的を達成するために大切なものを引きかえにすることをいいます。
これは何かを得るために、別の大切なものを失うという概念を表現しているんだよ。
つまり、何かをえるために、ほかの大事なものをあきらめないといけないんや。ちょっと辛いけど、そういうことを言うんやな。
【例文】
- 今この瞬間の幸せのために未来を犠牲にするというのか。
- 1人を救うために100人を犠牲にする選択をした。
2つめは、自分の意志とは関係なく、戦争や事故、天災などで傷ついたり、生命を失うことを言う。 3つめは、神や精霊などを祀る際に、供え物として生き物を捧げることを指すよ。