【二字熟語】
豪奢
【読み方】
ごうしゃ
【意味】
ぜいたくではでなこと。はなばなしい贅沢。
【語源・由来】
「豪」は「並み外れている。大いに。」
「奢」は「ぜいたくをする。おごり。」
【類義語】
豪華、贅沢
【対義語】
簡素
豪奢(ごうしゃ)の使い方
さすが三ツ星レストラン。豪奢な木のドアだね。
予約制だから、来店のタイミングに合わせてドアを開けてくれるのよ。
内装も豪奢だね。
内装の費用だけで数億円ですって。すごいわよね。
豪奢(ごうしゃ)の例文
- 豪奢でありながらあれほどすっきりした趣味を僕は見たことがない。(アレクサンドル・デュマ、モンテ・クリスト伯)
- 秀吉は、この様な豪奢な生活をする資金の獲得の為、外国貿易を奨励した。(菊池寛、二千六百年史抄)
- 見たこともないような豪奢なイスに王様が座っていた。
- 豪奢なホテルのホールは大理石が輝いていた。
- 彼女のクローゼットには豪奢なドレスが所狭しと並んでいた。
「豪奢」と「豪華」「豪勢」との違いは?
「豪奢」に似ている語に「豪華(ごうか)」「豪勢(ごうせい)」があります。
「豪奢」と「豪華」の違いは?
「豪華」は、「ぜいたくではでやかなこと。はなやかでりっぱなこと。」という意味です。
「豪奢」も「豪華」も、ぜいたくではなやかなさまをいいます。
しかし「豪華」は、日常会話で使われ、「豪奢」は、文章で使われることが多いです。
また「豪華」は、きらびやかさやはなやかさを表すことが多いです。
対して「豪奢」は、暮らしぶりの贅沢さに対して使うことが多いです。
「豪奢」と「豪勢」の違いは?
「豪勢」は、
①すぐれた勢い。すぐれた威勢。
②ぜいたくで立派なさま。費用が多くかかっているさま。
という意味です。
「豪奢」も「豪勢」も、ぜいたくではなやかなさまをいいます。
しかし「豪勢」は、日常会話で使われることが多いですが、「豪奢」は、文章で使われることが多いです。
また「豪勢」は、すぐれた勢いや威勢に対して使われます。
対して「豪奢」は、暮らしぶりの贅沢さに対して使われます。