具合の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
具合
【読み方】
ぐあい
【意味】
①活動や機能からみた物事の状態。
②健康の状態。
③物事の運び方。
④物事を行うにあたっての状況。都合。
⑤体面。体裁。
あとは、何か事を進める時の流れや手際のこともこれやし、物事をやる時の都合とか状況を指すこともあるんやな。最後に、人の顔つきとか立場とか、そういうのにも使う言葉なんやって。なかなか奥が深い言葉やなぁ、具合って。
【語源・由来】
元々は「工合」と書いた。
「工」は「場合。様子。」
「合」は「適合する。」
【類義語】
体調、症状、調子、塩梅
具合(ぐあい)の解説
「具合」という言葉は、いろんな場面で使われるんだよ。
まずね、「具合」の一番目の意味は、物やことがどんな状態にあるかっていうこと。例えば、「エンジンの具合を調べる」とか、「雨戸の滑り具合」って言うときは、エンジンや雨戸がちゃんと動くか、どのくらい上手く機能しているかをチェックすることを言っているんだね。それと、「風は吹くし波は高いしといった具合であった」というのは、風も波も強くて、とっても大変な状態だったって説明しているんだ。
次に、二番目の意味は、人の体調のこと。たとえば、「少し具合がよくなってきたが、まだ熱がある」っていうのは、病気だった人が少し元気になってきたけど、まだ完全には治ってなくて、熱が残っている状態を言ってるんだよ。おなかが痛いとか、頭が痛いとか、そういう自分の体の感じ方について話すときに使うんだ。
三番目は、「やり方」や「方法」という意味で使われることがあるよ。これは、特定の行動をどんなふうに実行するか、あるいは何かをする具体的な手順を示すときに使われる。例えば、「こんな具合にやろう」と言う時は、こんな方法で物事を進めようって提案しているんだ。
四番目の意味はね、物事をするときの状況や都合のこと。たとえば、「話の具合でどうなるかわからない」とか、「午前中は具合が悪い」とか言うときは、状況や都合がよくないかもしれないっていう意味なんだ。「うまい具合に電車が来た」という時は、たまたま都合よく電車が来たっていうラッキーな状況を表しているんだよ。
最後に、五番目の意味は、体面や体裁、つまり見た目や形式のこと。例えば、「ここまできて断るのは具合が悪い」というときは、こんなに進んだ後で断るのは見栄えが悪い、または形が悪いって意味なんだね。
ちなみに、「具合」っていう言葉は「工合」とも書けるんだ。これは読み方も意味も同じだから、どっちの書き方でもいいんだよ。
だから、「具合」という言葉は、ものごとがどんな状態にあるか、人の体調がどうか、物事を進める方法、状況や都合、見た目や形式を指すのに使われる言葉なんだね。
具合(ぐあい)の使い方
具合(ぐあい)の例文
- 仕事の進捗具合はいかがですか?
- 今日はエンジンの具合を調べようと思う。
- 洗濯機の具合がおかしいから、もう寿命なのかもしれない。
- この店の天ぷらは、ちょうどいい具合に揚がっていておいしい。
- 事故で運休した分、運転を再開した後の電車の込み具合はひどかった。
具合の文学作品などの用例
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・・・こういう工合に、子供たちと仲がいゝのだから、その子供たちの親たち・・・ 芥川竜之介「合理的、同時に多量の人間味」
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・・・そんな工合に、目や胸を見たり、金色の髪の沢を見たりしていて、フレ・・・ 著:アルチバシェッフミハイル・ペトローヴィチ 訳:森鴎外「罪人」
「具合が悪い」とは?
「具合」を用いた表現の一つに「具合が悪い」があります。
「具合が悪い」とは、体調が悪い、調子が悪い、都合が悪い、体裁が悪いという意味で使われます。
つまり、体や心、または何かの状態が良くないことを示している言葉なんだよ。
体がスッキリせーへん日やったり、なんか色々と都合がつかんかったりする時に使うんやね。体か心か、何かがガタッときてる時のことを言うんやな。
【例文】
- 昨日からパソコンの具合が悪い。
- 具合が悪いから会社を休ませてほしい。
- 明日の午後は具合が悪いから別の日にしてほしい。
- 具合の悪い時に電話がかかってくるものだ。
- 断ると具合が悪いというから、無理してでも行くしかない。
三つ目は物事がどう進むか、その進行状況を表している。四つ目は何かをする時の状況や都合のこと。そして、五つ目は体裁や体面のことを指すんだ。