玉砕の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
玉砕
【読み方】
ぎょくさい
【意味】
玉のように美しくくだけ散ること。全力で戦い、名誉・忠節を守って潔く死ぬこと。
そして、最後は潔く、美しく終わるってことやろ?ちょっと悲しいけど、すごく勇敢でカッコイイ意味があるんやな。これは、信じてることのためには最後まで戦うことの大切さを教えてくれる言葉やで。
【語源・由来】
「玉」は「美しく価値のある石の類。」
「砕」は「くだく。くだける。」
北斉書(元景安伝)「大丈夫は寧ろ玉砕す可きも、瓦全する能わず」より。
【類義語】
殉職、戦没、殉教、殉難、陣没
【対義語】
瓦全
玉砕(ぎょくさい)の解説
「玉砕」という言葉は、玉が美しく砕けて散ること。全力で戦いながらも、名誉や忠誠心を守り、最後に潔く命を終えることを意味しているんだよ。
例えば、「玉砕した守備隊」という言葉は、その守備隊が最後まで戦って、名誉を守りながら戦死したことを表しているんだ。また、「最後まで玉砕の覚悟で戦った」というのは、最後の瞬間まで全力で戦い、名誉を損なわず、最後までその信念や使命を全うする覚悟を持っていた、っていう意味だよ。
ちなみに、「玉砕」という言葉の反対に「瓦全 (がぜん) 」という表現があるんだ。これは、瓦が壊れることなく全部残るというイメージで、敵に捕まることなく生き残ることを意味しているよ。さらに、「玉砕」は「玉摧」とも書くことができるんだ。この書き方も同じ意味を持っていて、玉が砕け散ること、すなわち全力で戦って命を終えることを強調しているよ。
だから、「玉砕」という言葉は、全力で戦って最後まで名誉を守るという強い決意や覚悟を表しているんだね。
玉砕(ぎょくさい)の使い方
玉砕(ぎょくさい)の例文
- 1943年、アッツ島の戦いで日本軍は玉砕した。
- 強豪チームに玉砕覚悟で挑む。
- その部隊は、全員玉砕した。
- ともこちゃんの気を引こうとして玉砕した。
- その戦闘では、武器をもたない民間人も軍隊とともに多く玉砕したそうだ。
玉砕の文学作品などの用例
「恋愛での玉砕」とは?
戦いの場で使われることが多い「玉砕」ですが、現代では、恋愛でも「玉砕」を使うことがあります。
恋愛での「玉砕」は、交際をはっきりと断られることをいいます。
でも、恋愛で言うところの「玉砕」は、好きな人に気持ちを伝えたけど、きっぱりと断られてしまうことをいうんやな。要するに、勇気を出して恋の告白をしたけど、結果、失恋したってことや。まあ、そんな時もあるわな。
【例文】
・玉砕覚悟で告白する。
・いきなり告白しても玉砕するのは目に見えている。
それは、全力で戦って、名誉や忠誠を守りながら、最後まで戦って潔く散ることを表しているんだよ。