【二字熟語】
拝借
【読み方】
はいしゃく
【意味】
借りることの謙譲語。
【語源・由来】
「拝」は自分の動作に添える謙譲語。
【類義語】
借りる、借用、借り入れる
【対義語】
貸す、貸し出す、貸与
「拝借する」のビジネスマナーは?
「拝借」は目上の人に使う言葉です。
ビジネスの場面では、「お知恵を拝借」のように物の貸し借り以外に、相談を持ちかける時に使うこともあります。
他にも「お手を拝借」というように、宴会などで手締めをする際のかけ声として用いられることもあります。
また、よく見かける「拝借」の誤用例として下記の例があります。
❌「お名前を拝借してよろしいでしょうか。」
⭕「お名前をうかがってもよろしいでしょうか。」
❌「お時間を拝借してもよろしいでしょうか。」
⭕「お時間を頂戴してもよろしいでしょうか。」
「拝借」は謙譲の意味を含む語なので、「ご拝借」や「拝借申し上げる」という表現は「二重敬語」となり間違いです。
拝借(はいしゃく)の使い方
健太くんの名前はなんで健太なの?
父さんが好きな俳優さんの名前から拝借したんだって。
へえ。有名な人なの?
それが全然売れない俳優さんらしくて、縁起が悪いよね。
拝借(はいしゃく)の例文
- 皆さんのお知恵を拝借したい。
- 自転車を拝借します。
- 近所の土地を拝借して野菜を作っている。
- 拝借した自動車は、駐車場にちゃんと止めてありますよ。
- ちょっとトイレを拝借します。