【二字熟語】
薄情
【読み方】
はくじょう
【意味】
義理・人情にうすいこと。愛情の薄いこと。心の冷たいこと。
【語源・由来】
「薄」は「かるい。かろんじる。」
「情」は「なさけ。まごころ。思いやり。」
【類義語】
無情、非人情
【対義語】
親切、厚情、憐憫、情け深い、友情
薄情(はくじょう)の使い方
僕を起こさないで先に行ってしまうなんて薄情な人だ。
寝坊する方が悪いのよ。
今日が楽しみで眠れなかったんだよ。
だからって、自分の非を棚に上げて、人を薄情呼ばわりするのはよくないわ。
薄情(はくじょう)の例文
- 親の見舞いに行かないなんて薄情な人だな。
- 健太くんの薄情な言葉に悲しくなった。
- 彼に薄情なことをしてしまった。
- 恩を仇で返すとは薄情だな。
- 薄情な仕打ちを受けた。
「薄情」と「非情」の違いは?
「薄情」に似ている語に「非情(ひじょう)」があります。
「非情」は
①人間らしい感情をもたないこと。感情に左右されないこと。また、そのさま。(例:非情な仕打ち。)
②仏語。草木土石など、感情のないもの。
という意味です。
「薄情」も「非情」も、感情において欠けている部分があることをいいます。
しかし、「薄情」が感情が薄いことをいうのに対し、「非情」は感情をもたないことをいうので、「非情」の方が「薄情」よりも人らしい感情が欠けているこという点が違います。