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「粗暴」の意味と使い方や例文!「乱暴」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
粗暴

【読み方】
そぼう

【意味】
性質や挙動のあらあらしいこと。乱暴。

【語源・由来】
「粗」は「大ざっぱで念入りでない。いいかげん。」
「暴」は「手荒に振る舞う。激しく荒々しい。」

【類義語】
むちゃくちゃ

【対義語】
温和、柔和、穏和、温順、繊細

粗暴(そぼう)の使い方

ともこ
健太くん。ドアはもっと静かに閉めてよ。
健太
ごめんね。
ともこ
健太くんは粗暴すぎるのよ。
健太
静かに開閉するよう気を付けるよ。

粗暴(そぼう)の例文

  1. 健太くんの粗暴な振舞いが目に余る。
  2. 彼は部下に対して粗暴だ。
  3. 健太くんは不機嫌になると粗暴な態度をとる。
  4. ともこちゃんは粗暴な男性は嫌いだ。
  5. 健太くんの言葉遣いは粗暴だ。

「粗暴」と「乱暴」の違いは?

粗暴」に似ている語に「乱暴」があります。

乱暴」は
①道理を無視して、荒々しい振る舞いをすること。また、そのさま。(例:酔って乱暴を働く。乱暴な男。乱暴されたと訴える。)
②やり方・扱い方が、荒っぽく雑であること。また、そのさま。(例:乱暴な運転。道具を乱暴に扱う。それは乱暴な話だ。)

という意味です。

粗暴」と「乱暴」は、「荒々しい行為をすること」という意味が共通しています。

粗暴」は性質が荒々しいことをいいます。対して「乱暴」は、実際に暴力をふるう場合に用いられることが多いです。