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「煩雑」の意味と使い方や例文!「複雑」「乱雑」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
煩雑

【読み方】
はんざつ

【意味】
わずらわしくごたごたすること。

【語源・由来】
「煩」は「わずらわしい。うるさい。」
「雑」は「まじる。まざる。入り乱れる。」

【類義語】
面倒、厄介、複雑

【対義語】
簡易、簡略、統一、単純、シンプル

煩雑(はんざつ)の使い方

健太
計算機があるおかげで煩雑な計算が楽だね。
ともこ
便利な世の中よね。
健太
いずれ九九を覚えなくてもいい時代が来るかもしれないね。
ともこ
そんな時代が来たら、教育現場はどうなるのかしらね。

煩雑(はんざつ)の例文

  1. これまでの経緯をまとめるのは、きわめて煩雑だ。
  2. 文字にすると煩雑なので、図にしてみた。
  3. 煩雑な事務作業をシンプルにする。
  4. ワイヤレスの電気製品が増えて、煩雑だったコード類が消えてすっきりしました。
  5. 煩雑さを避けるために省略します。

「煩雑」と「複雑」「乱雑」の違いは?

煩雑」に似ている語に「複雑(ふくざつ)」と「乱雑(らんざつ)」があります。

「複雑」と「乱雑」の意味

複雑」・・・「物事の事情や関係、また心理などがこみいっていること。」
乱雑」・・・「入りまじること。入りみだれて秩序のないこと。」

「煩雑」「複雑」「乱雑」の違い

煩雑」は「ごたごたしてわずらわしい状態」、「複雑」は「込み入った状態」、「乱雑」は「入り乱れて秩序がない状態」を表します。

複雑」と「煩雑」は意味が近いですが、「複雑」には「煩雑」のような「わずらわしい」という感情が含まれない点が違います。

また、「複雑」の方が用途が広いです。

乱雑」は、「無秩序」という意味がありますが、「複雑」や「煩雑」にその意味がないという違いがあります。