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「悲愴」の意味と使い方や例文!「悲愴感」と「悲壮感」の違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
悲愴

【読み方】
ひそう

【意味】
悲しく痛ましいこと。また、そのさま。

【語源・由来】
「悲」は「かなしい。かなしむ。」
「愴」は「いたむ。かな(悲)しむ。いたましい。」

【類義語】
悲痛、沈痛

【対義語】
欣快

悲愴(ひそう)の使い方

ともこ
健太くん。悲愴な面持ちをしているわね。
健太
また好きな子に振られてしまったんだ。
ともこ
また恋をすればいいじゃない。
健太
僕なんてどうせまた振られてしまうんだよ。

悲愴(ひそう)の例文

  1. 友人の訃報を聞いた健太くんは悲愴な顔をしている。
  2. 選手生命に関わると言われた彼は、悲愴な面持ちだった。
  3. 悲愴交響曲は、チャイコフスキー作曲だ。
  4. 引退を決意したその選手の顔に悲愴感はなかった。
  5. 60歳で未婚だが悲愴感はない。

「悲愴感」と「悲壮感」の違いは?

悲愴」を用いた語の一つに「悲愴感(ひそうかん)」があります。

悲愴感」と同じ読み方の語に「悲壮感」があります。

悲愴感」は、悲しく痛ましいようす。
悲壮感」は、悲しさの中にも雄々しく勇ましいところがあるようす。

という意味です。

悲愴感」は、ただただ悲しいようすをいい、ネガティブな感じです。

対して「悲壮感」は、悲しい中にも雄々しく立派なところがあるようすをいい、ネガティブな中にポジティブさを含む言葉です。