【二字熟語】
匹敵
【読み方】
ひってき
【意味】
①ちょうど同じくらいであること。つりあうこと。
②対等の相手。
③つれあい。配偶者。
【語源・由来】
「匹」は「対になる相手。」
「敵」は「対等に張り合う。」
【類義語】
同等、互角、相当、比肩、対等
【対義語】
懸絶、雲泥
匹敵(ひってき)の使い方
健太くん。たくさん食べたわね。
満腹中枢がおかしくなったのかな。
平均的な国民一人の年間消費量に匹敵する量よ。
そんなに食べたんだね。
匹敵(ひってき)の例文
- 彼はともこちゃんの学力に匹敵する。
- 犠牲者は、我が市の人口に匹敵するという。
- 主人公に匹敵する重要な役だ。
- このホテルの珈琲一杯は、ランチ代一食分に匹敵する。
- それは国家予算に匹敵する額だ。
「匹敵」と「相当」の違いは?
「匹敵」に似ている語に「相当(そうとう)」があります。
「相当」とは、
①価値や働きなどが、その物事とほぼ等しいこと。それに対応すること。
②程度がその物事にふさわしいこと。また、そのさま。
③かなりの程度であること。また、そのさま。
④物事の程度が普通よりはなはだしいさま。かなり。
という意味です。
「匹敵」は、比べてみて程度や価値が同等であることをいいます。
対して「相当」は、程度や価値のほか、役割が似ているときにも使います。
また、「相当」には、程度がはなはだしいという意味がありますが、「匹敵」にその意味はありません。