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「本分」の意味と使い方や例文!「本分を尽くす」とは?(類義語)

【二字熟語】
本分

【読み方】
ほんぶん

【意味】
①人が本来尽くすべきつとめ。
②そのものに本来備わっている性質。

【語源・由来】
「本」は「もとからある。もともとの。」
「分」は「あたえられたもの。」

【類義語】
本領、本性

本分(ほんぶん)の使い方

健太
何で勉強しなくちゃいけなんだろう。
ともこ
勉強するのが学生の本分よ。
健太
青春を楽しまずに本分を尽くすべきなの?
ともこ
社会に出たときのために、青春を楽しみつつ、本分を尽くすのよ。

本分(ほんぶん)の例文

  1. 地方新聞であっても、社会の公器としての本分を果たすべきだ。
  2. 上司の本分は、部下たちを動かして組織として仕事をすることです。
  3. 車の本分は走行することです。
  4. どんな状況でも、盤に向かえば最善を尽くすのが棋士の本分です。
  5. 学生としての本分を弁えて行動せよ。

「本分を尽くす」とは?

本分」を用いた表現の一つに「本分を尽くす(ほんぶんをつくす)」があります。

本分を尽くす」の「尽くす」とは、「果たす。全うする。」という意味です。

本分を尽くす」とは、人が本来尽くすべきつとめを果たすという意味です。

【例文】

  1. 自分の受け持った責任と本分を尽くすべきだ。
  2. 彼に言わせると、あの聖徳太子が仏教をさかんに弘めたもうてからは、代々の帝がみな法師を尊信し、大寺大伽藍を建てさせ、天下の財用を尽くして御信心が篤かったが、しかし法師の方でその本分を尽くしてこれほどの国家の厚意に報いたとは見えない。(島崎藤村、夜明け前)