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「本質」の意味と使い方や例文!「本質を捉える」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
本質

【読み方】
ほんしつ

【意味】
①物事の根本的な性質・要素。そのものの、本来の姿。
②哲学で、存在するものの基底・本性をなすもの。
㋐偶有性に対立し、事物に内属する不変の性質。
㋑実存に対立し、そのもののなんであるかを規定し、その本性を構成するもの。
③論理学で、思惟の対象を定義する諸限定。類・種のごとき普遍をさす。→実体 →属性 →本体

【語源・由来】
「本」は「物事の根源。もと。」
「質」は「ものを成り立たせている中身。」

【類義語】
本体、実体、根本、核心、原点、中心、本能

【対義語】
抹消、現象、皮相

本質(ほんしつ)の使い方

健太
数学は、公式を暗記すれば成績が上がるの?
ともこ
暗記するだけで成績が上がるのは英語くらいね。本質を理解しないと数学の能力はあがらないわ。
健太
がーん。それは長い道のりになりそうだね。
ともこ
一度本質を理解すれば数学の世界にのめり込むことになるから、ぐんぐん成績が上がるわよ。

本質(ほんしつ)の例文

  1. 着る人に寄り添い、それぞれの美しさを引き出すという本質にあらためて向き合う提案をしています。
  2. 彼と私は本質的には似ている。
  3. たとえば樹において花はよく花たり葉はよく葉たるのが樹の本質を現わすのである。(西田幾多郎、善の研究)
  4. すでに述べたように霜と雪との間には、結晶習性上本質的の差はない。(中谷宇吉郎、雪)
  5. 両者は本質的に相いれないんだ。

「本質を捉える」とは?

本質」を用いた表現の一つに「本質を捉える(ほんしつをとらえる)」があります。

本質を捉える」の「捉える」とは、「物事の本質・内容などを理解して自分のものとする。把握する。」という意味です。

本質を捉える」とは、物事の本質を理解して自分のものとするという意味です。

【例文】

  1. 格差を解消するには、格差を生じている原因など本質を捉えることが不可欠です
  2. これからは、本質を捉える洞察力が求められます。
  3. この問題の本質を捉える努力をする。