【二字熟語】
方針
【読み方】
ほうしん
【意味】
①方位を示す磁石の針。磁針。
②めざす方向。物事や計画を実行する上の、およその方向。
【語源・由来】
「方」は「起点から上下左右などに向かう直線の向き。」
「針」は「目盛りや方向を示すはり。はりのようにとがったもの。」
【類義語】
方向、方法、指針
方針(ほうしん)の使い方
教育は子供の為という学校方針を守って欲しいよね。
今の校長先生のやり方は、外部への宣伝のために良い結果を残そうとしている感じよね。
僕たち生徒の事なんて見えてないんじゃないだろうか。
もっと生徒に寄り添った教育をして欲しいわね。
方針(ほうしん)の例文
- 基本方針は当初から変わっていません。
- 広告や宣伝はあまりしない方針です。
- 会議では、今後、どういう方針をとろうかという相談をしました。
- 郷里に帰るということと結婚という事件とともに、何の財産なき一家の糊口の責任というものが一時に私の上に落ちてきた。そうして私は、その変動に対して何の方針もきめることができなかった。(石川啄木、弓町より)
- 本当に困った者にしか救いの手を差し伸べない方針です。
「方針転換」とは?
「方針」を用いた表現の一つに「方針転換(ほうしんてんかん)」があります。
「方針転換」の「転換」は、
①別のものに変えること、特に、傾向・方針などを、違った方向に変えること。また、別のものに変わること。
②精神分析の用語。抑圧された願望が、身体的症状となって外部へ表れること。
という意味です。
「方針転換」は、めざす方向や、物事、計画を実行する上のおよその方向を違った方向に変えることをいいます。
【例文】
- 経営の方針転換後は、業績低迷が続いた。
- 有料会員数の増加停滞を受けて、方針転換を図った。
- その方針転換は、何が問題なのか理解していないと批判された。