遺恨の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
遺恨
【読み方】
いこん
【意味】
①いつまでも恨みを残すこと。また、その恨み。忘れがたい恨み。
② 残念に思うこと。
ああ、そやな。つまり、「遺恨」は大きな恨みや、深く残念に思うことを表すんやな。
思い出すたびに胸が痛むようなことや、思い返してもまだ悔しくて仕方ないようなことを言うんやな。これは、結構重い感じの言葉やな。
【語源・由来】
「遺」は「のこす。のこる。」
「恨」は「うらむ。うらめしい。また、くやむ。残念に思う。」
【類義語】
怨恨、恨み
遺恨(いこん)の解説
カンタン!解説
「遺恨」っていう言葉は、二つの意味があるんだよ。
1つ目の意味は、長く忘れられない強い怨みのことを指すよ。これは「宿怨」とも言うんだ。たとえば、「遺恨を晴らす」っていう表現は、長い間心に抱いてきた怒りや恨みを解消する、つまり晴れやかにすることを意味しているんだよ。また、「遺恨試合」っていう言葉は、前の試合での負けなど、過去の不満を晴らすための試合を指すよ。
2つ目の意味は、深く残念に思うこと、つまり非常に後悔することを指すんだ。「極めたる遺恨の事になん」〈今昔・一二・二三〉という文は、とても残念で後悔する出来事が起こったという意味だよ。
だから、「遺恨」っていう言葉は、長く忘れられない深い怨みや、大きな残念や後悔を表しているんだね。
遺恨(いこん)の使い方
学校の校門に生ごみが捨てられていたんだって。
遺恨のある誰かの仕業かしら。
その線で警察が調査しているようだよ。
早く犯人が捕まると良いわね。
遺恨(いこん)の例文
- 罠にはめられるほどの遺恨を残した覚えはない。
- 遺恨を残して死んだ者は悪霊になるといわれています。
- 優しいともこちゃんが遺恨なんて受けるはずがない。
- 時に大げんかをすることがあるが、遺恨は残さない。
- ともこちゃんは、健太くんに対して深い遺恨を抱いているようだった。
遺恨の文学作品などの用例
「遺恨が残る」とは?
「遺恨」は「遺恨が残る」という表現で使われます。
「遺恨が残る」とは「忘れられない恨みが残る」という意味です。
「遺恨が残る」という表現は、なかなか忘れられないような恨みや憎しみが残ってしまうという意味を持っているんだよ。
そやな、それはつまり、「忘れられへんほどの恨みが残ってしまう」ってことやな。
つまり、なんかあったときに、そのことが心から消えずにずっと残ってしまう感じやな。
【例文】
- こんなやり方では遺恨が残る。
- 遺恨が残っては後世に迷惑がかかる。
もう一つは、何かを非常に残念に思う、という意味があるんだ。