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「悩殺」の意味と使い方や例文!「悩殺的」とは?(類義語)

【二字熟語】
悩殺

【読み方】
のうさつ

【意味】
ひどくなやますこと。特に、女性がその美しさや性的魅力で男性の心をかき乱し、夢中にさせること。

【語源・由来】
「悩」は「思いわずらう。なやむ。なやみ。なやます。」
「殺」は「程度を強める語。」

【類義語】
骨抜き

悩殺(のうさつ)の使い方

健太
悩殺的なダンスだったね。
ともこ
女性から見ても魅力的だったわ。
健太
ああいう色気はどこから出てくるんだろうね。
ともこ
目から、悩殺ビームが出ているのかしらね。

悩殺(のうさつ)の例文

  1. 健太くんは、その美しい女性にすっかり悩殺されてしまった。
  2. 彼はそのセクシーな歌声で、女性たちを悩殺しました。
  3. これはヨーロッパじゅうの女を悩殺するほどの人で、また女ごころの征服者でもあった。(ドストエフスキー、白痴)
  4. 悩殺的な彼女の姿を見て目をそらしました。
  5. あれほどの美女に悩殺されてみたいものだ。

「悩殺的」とは?

脳殺」を用いた表現の一つに「悩殺的(のうさつてき)」があります。

悩殺的」とは、名詞「悩殺」に、接尾辞「」がついた語です。

」は、「…の。…のような。…に関する。」という意味です。

悩殺的」とは、ひどく悩ますような、魅力的なという意味です。

【例文】

  1. 悩殺的なドレスを着るともこちゃんに、男性陣は目を奪われた。
  2. ソウピーは婦人伝道師からもらった例のネクタイを直し、奥の方へ尻込みしようとするカフスを袖口にひっぱり出すと、帽子も悩殺的な角度にかぶりなおして、若い女の方へとにじり寄っていった。(O.ヘンリー、O.ヘンリー短編集)