威信の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
威信
【読み方】
いしん
【意味】
威厳と信望。
「威信」という言葉は、威厳と信望、つまり自分の存在や行動が他人に敬意や信頼を生む力を指しているんだよ。
なるほどな。つまり、「みんなから尊敬されて信じられてる力」ってことやな。
あんたの存在やあんたが何をしてるかが、他の人に尊敬や信用を生むんやな。みんなから尊敬され、信じられてる存在、それが「威信」やな。
【類義語】
プライド、誇り、威厳
威信(いしん)の解説
カンタン!解説
「威信」っていう言葉は、人や組織が持つ威厳(尊敬される力や存在感)と信望(他の人からの信頼や尊敬)を合わせたものを意味するんだよ。
たとえば、「国家の威信にかかわる」っていうときは、その国が持つ尊厳や他国からの信頼が試される、またはその立場が危ぶまれる状況を指すんだ。
また、「威信が失墜する」っていうときは、その人や組織が以前持っていた威厳や信望が下がってしまう、つまり、他の人からの尊敬や信頼を失ってしまうことを表しているんだよ。
だから、「威信」は、自分がどれだけ尊敬されているか、また、どれだけ他の人から信頼されているかというものを示す言葉なんだね。
威信(いしん)の使い方
逮捕した犯人を逃がしてしまったんだってね。
警察の威信は低下する一方よね。
早く見つかると良いね。
威信をかけて、一日も早く再逮捕してほしいわよね。
威信(いしん)の例文
- 政府の威信に関わることなので、慎重に事を運ぼう。
- 首相の不用意な発言が、日本の威信を失墜させた。
- 平和主義なのは結構だが、及び腰な外交が、その国の威信を下げている。
- 敗北に次ぐ敗北で、幕府は威信を失ってしまった。
- 警察官が殺されたんだ、威信をかけて犯人を逮捕する。
威信の文学作品などの用例
-
・・・国家を代表する政府の威信の下に、突如として国家を代表する文芸家と・・・ 夏目漱石「文芸委員は何をするか」
「威信」と「威厳」の違いを解説
「威信」に似ている語に「威厳(いげん)」があります。
「威厳」とは、近寄りがたいほど堂々としておごそかなことをいいます。
「威信」は、「威厳」と信望という意味なので、信望の意味が含まれる点が「威厳」と違います。
「威信」という言葉は、威厳と信望、つまり自分の存在感や人々からの尊敬を組み合わせたものを意味しているんだよ。人々から信頼され、尊重される存在となるには、自身が持つ威厳と、その人物や組織に対する他者の信頼感、これらが一体となったものが必要なんだ。
一方、「威厳」という言葉は、ある人や物が放つ堂々とした態度や雰囲気を指すんだ。これは、自分の存在感が強く、尊敬を引き出すような強さや態度を示すものだよ。
あーなるほどな。それはつまり、「威信」ってのは、自分がもつ堂々とした存在感と、人から信じられてる感じ、その両方をあわせたもんやな。
それに対して、「威厳」ってのは、自分が放つ強さや誇り、存在感そのものやな。自分がしっかりと立ってる感じと、人が自分を見て尊敬する気持ちを引き出す力、そんなもんを言うんやな。