意趣の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
意趣
【読み方】
いしゅ
【意味】
①恨みを含むこと。また、人を恨む気持ち。遺恨 (いこん) 。
②心の向かうところ。意向。
③無理を通そうとすること。意地。
④理由。わけ。
⑤「意趣返し」に同じ。
それに、自分の意見を無理やり通そうとすること。さらには、何かの理由やわけを表すんや。最後に、「意趣返し」、これは恨みを返すときに使われるんやな。これは、一つの言葉に色々な意味が込められてるんやな。
【語源・由来】
「意」は「心の中の思い。気持ち。考え。」
「趣」は「心の向かうところ。ねらい。考え。わけ。」
【類義語】
遺恨、怨念
【対義語】
勘弁、辛抱、許容
意趣(いしゅ)の解説
「意趣」っていう言葉は、色々な意味があって、文脈によってその意味が変わるんだよ。
1つ目の意味は、恨みや不満を持つこと、または人を恨む気持ちを表しているよ。例えば、「意趣を晴らす」は、自分の不満や恨みを解消する、つまり、気分を晴れやかにすることを意味するんだ。
2つ目の意味は、心の向かうところや意向、つまり、自分の思いや願いを表すよ。「格調高雅、意趣卓逸」っていう表現は、その文化や芸術がとても上品で、優れた魅力や趣があると評価するという意味だよ。
3つ目の意味は、無理を通そうとすること、つまり意地を張ることだよ。「二人はわざと意趣に争ってから」っていう文は、二人が故意に頑固さを示して争っているという状況を描いているよ。
4つ目の意味は、理由やわけを表すよ。「神妙に意趣を述べ、ものの見事に討たんずる」っていう文は、きちんと理由を述べて、巧みに討論するという意味だよ。
5つ目の意味は、「意趣返し」に同じということで、相手に対して、自分が受けた仕打ちを返すことを意味するよ。「昨日の意趣に一番参ろか」っていう文は、昨日受けた仕打ちに対して、一番最初に応じる、つまり反撃するという意味になるよ。
だから、「意趣」っていう言葉は、その文脈によって、色々な意味を持つんだよ。
意趣(いしゅ)の使い方
意趣(いしゅ)の例文
- 私をひどい目に遭わせた健太くんに、いつか意趣討をしてやろうと思う。
- 令和の時代に意趣斬は、法的にも人道的にも許されていない。
- あのふざけた健太くんに、どうやって意趣晴らしをしようか考えている。
- ともこちゃんのアイディアは意趣卓逸で、いつも感心させられる。
- これは何かの意趣返しのつもりなのか。
意趣の文学作品などの用例
「意趣返し」とは?
「意趣」を用いた表現の一つに「意趣返し」があります。
「意趣返し」とは、「恨みをかえすこと。復讐。」という意味です。
でも、この「意趣返し」は、仲直りするためじゃなく、むしろ、怒りを晴らすための行為やから、あんまり良いこととは言えへんな。
【例文】
- 自分がスタメンから外されたことへの意趣返しだろう。
- 意趣返しが目的なら、誰の共感も得られないし、誰も幸せにならない。
- 意趣返しのために上履きを隠すとは、何て卑劣なやつなんだ。
さらに、無理に自分の思い通りにしようとする態度も意味するんだ。それに加えて、事の理由や根拠を示す。そして最後に、「意趣返し」、つまり恨みを返すことと同じ意味も含むよ。