【二字熟語】
自嘲
【読み方】
じちょう
【意味】
自分で自分をあざけること。自分で自分を軽蔑しあざ笑うこと。
【語源・由来】
「自」は「おのれ」「じぶん」、「嘲」は「あざける」。このことから「自嘲」は「自分で自分をあざける」という意味。
【類義語】
自虐、卑下、自己嫌悪
【対義語】
自慢
自嘲(じちょう)の使い方
健太くん。やけに落ち込んでるわね。
昨日見た夢で、空手の試合で負けたんだ。夢の中でも現実でも負けるんだなって自嘲してしまったんだ。
そんなことで落ち込んでいる暇があるなら、1に練習2に練習よ。
そうだね。自嘲している暇なんてないね。
自嘲(じちょう)の例文
- 爆弾を開発した自分に戦争を非難する資格はないと自嘲した。
- 僕が参加しても場が白けるだけですからと自嘲気味に言った。
- ともこちゃんの声は自嘲的な調子だった。
- 自分にはまともな生き方などできないと自嘲気味に笑った。
- 万年平社員ですと自嘲気味に自己紹介した。
「自嘲気味」とは?
「自嘲」を使った表現として、「自嘲気味」をよく見かけます。
「気味」を接尾辞的に使う時は「ぎみ」と濁音で読み、「いくらかその傾向をおびていること。そのような様子であること。」という意味です。
なので、「自嘲気味」は「自分で自分を見下す様子・あざける傾向をおびている」という意味です。
「自嘲気味」は「完全に自分で自分を卑下するわけではないが、卑下するような感じや傾向がある」というニュアンスを含みます。