【二字熟語】
昵懇
【読み方】
じっこん
【意味】
こころやすいこと。親しいこと。懇意。
【語源・由来】
「昵」は「したしむ。」
「懇」は「真心がこもること。ねんごろ。」
「入魂」の変化。
【類義語】
馴染み
【対義語】
疎遠
昵懇(じっこん)の使い方
健太くん。彼とは知合い?
同じ塾だったころから昵懇の仲だよ。
今は違う塾なの?
彼は優秀だから、有名私立用の塾に行くことになったんだよ。
昵懇(じっこん)の例文
- 学校を卒業した今でも、彼女とは昵懇にしている。
- それは虫の好かぬ惣八郎と、努めて昵懇になろうとすることであった。(菊池寛、恩を返す話)
- 得意の英語を通して、彼とは昵懇になりました。
- またあなたがわたしのを知らないと同様、わたしは摂政の心を知りません。ヘイスティングズ卿、あなたは公爵と大変にご昵懇の間柄と思いますが。(シェイクスピア、リチャード3世)
- 妻の縁から、あの店とは昵懇にしている。
「昵懇の仲」とは?
「昵懇」を用いた表現の一つに「昵懇の仲(じっこんのなか)」があります。
「昵懇の仲」とは、親しい間柄という意味です。
【例文】
- その容疑者は政治家とも昵懇の仲で、巨大な権力を持っていたという。
- 彼らは、大学の同窓で昵懇の仲です。