【二字熟語】
持論
【読み方】
じろん
【意味】
かねてから主張している自分の意見・説。持説。
【語源・由来】
「持」は「心・規律などを引き締める。身が引き締まるほど厳しい。つつしむ。物音を立てない。」
「論」は「すじみちを立てた話や文章。考え。見解。」
【類義語】
意見、私見
【対義語】
総意
持論(じろん)の使い方
その国の料理には、その国のワインが一番合うというのが僕の父さんの持論なんだ。
同じ土地の食材の相性がいいのは何となく理解できるわ。
父さんの持論が正しいかどうかわかるのはまだ先だね。
未成年だもんね。
持論(じろん)の例文
- 持論を繰り返す。
- 壇上で持論を披露した。
- 年来の持論を曲げる。
- 勉強は楽しくないと身につかないというのが彼の持論だ。
- 健太くんはいつもの持論を展開した。
「持論」と「自論」の違いは?
「持論」と同じ読み方の語に「自論」があります。
「自論」は、自分の意見という意味です。
「持論」は、「かねてから主張している自分の意見・説。持説。」という意味です。
「自論」も「持論」も、自分の意見という意味がありますが、「自論」は、自分の心の中にしまってある考え、心の中で考えているときなどに使われます。
パソコンで「じろん」を漢字変換すると「自論」=自分の意見と出てきます。しかし広辞苑などの辞書に「持論」はありますが「自論」は掲載されていません。
「自論」は広く認知されている語ですが、「持論」の誤記から生まれた語であり本来は誤用です。