過分の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
過分
【読み方】
かぶん
【意味】
①自分の分に過ぎていて不相応なこと。
③ 程度や限度を超えていること。また、そのさま。
2つ目は「あの人、ちょっと偉そうに振る舞いすぎてない?」っていう、ちょっとやり過ぎてる感じやな。 3つ目は「あれ、ちょっと多すぎない?」っていう、通常よりも多いと感じるときのことやね。結構便利な言葉やな、この「過分」ってのは!
【語源・由来】
「過」は「度がすぎる。はなはだしい。」
「分」は「わりあて。分け前。あたえられたもの。」
【類義語】
分外
【対義語】
応分
過分(かぶん)の解説
「過分」という言葉には3つの意味があるんだ。どれも、何かが通常よりも多い、または限度を超えていると感じるときに使う言葉なんだよ。
1つ目の意味はね、何かをもらったり、特別な扱いを受けたりすることを指すんだ。それが本当に自分には必要以上だと感じたり、自分の立場や期待よりも良いと思ったときに「過分」と言うことがあるんだよ。たとえば、「過分な(の)頂き物をする」というのは、自分がもらったものが本当にありがたいと感じる時に使う表現だね。自分の期待以上のものをもらって、感謝の気持ちを表すときによく使われるんだ。
2つ目の意味は、自分の立場や身分を超えた態度や振る舞いをすることを指すんだよ。たとえば、「過分な望みをいだく」というのは、自分の能力や立場を超えて、高すぎるものを望むときに使う言葉だね。また、「父子ともに過分の振る舞ひすると見しに合はせて」〈平家・二〉というのは、父と子の両方が自分たちの立場を超えた態度をとった、という意味だよ。
3つ目の意味は、何かが普通の範囲や限度を超えていることを指すんだ。例えば、「やせ衰へたる牛などを安々と買ひとって…過分に売り」〈虎明狂・牛博労〉というのは、やせて弱っている牛を安く買って、それを高く売るという意味で、ここでは「過分に」というのは「高く」という意味になるんだ。
だから、「過分」という言葉は、もらったものや態度、行動などが通常の範囲を超えていると感じるときに使う表現なんだね。
過分(かぶん)の使い方
過分(かぶん)の例文
- 過分の好意を受ける。
- 過分のおほめにあずかり恐縮です。
- この度は過分なお祝いをいただきありがとうございます。
- こんな過分な報酬をいただいてよろしいのでしょうか。
- 社長から過分なお言葉を頂戴し感銘をうけました。
過分の文学作品などの用例
「過分なお言葉」とは?
「過分」は、「過分なお言葉」という使い方をされます。
「過分なお言葉」の「分」は「分け与えられた性質・地位。身の程。力量」という意味です。
ここでは、「分際(ぶんざい)」「分限(ぶげん)」に近い意味で使われます。
「お言葉」は「言葉」に尊敬の意味の接頭語「お」を冠した語です。
「過分なお言葉」とは、自分の分に過ぎていて不相応な言葉という意味で「不相応な言葉をいただきとんでもないです」と謙遜する気持ち、「不相応な言葉をいただきありがとうございます」という感謝の気持ちを表すことばです。
もらった言葉が「ありがたいけど、ちょっと大袈裟やな」と思う時の言葉やね。なるほどな、ありがたいけど、ちょっと照れくさいときのニュアンスが入っとる感じやね。
2つ目は、人が自分の位置や身分を超えて振る舞っていること。3つ目は、あるものや行動が通常の限度や程度を超えている様子を示すんだ。