門出の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
門出
【読み方】
かどで
【意味】
①旅などのために、自分の家を出発すること。出立 (しゅったつ) 。
②新しい生活を始めること。
③旅に出る前に、吉日を選んで、仮に家を出て近くに移ること。
「かどいで」ってのも覚えとかなあかんな。言葉一つでも、色んな背景や文化が詰まってるんやな。
【語源・由来】
門を出て出発する意から。
【類義語】
船出、出立、首途
門出(かどで)の解説
「門出」っていう言葉はね、いくつかの意味があるんだ。
まず一つ目は、たとえば旅行に行くときに、自分の家を出発することを言うんだよ。友達や家族が「気をつけてね!」とか「楽しんできて!」って言って、見送ってくれるときのこともこれに当たるよ。「門出を見送る」っていうときは、家族や友達が旅行に行く人を家から出るところを見送るって意味なんだ。
二つ目は、新しい生活を始めることを指すんだよ。卒業して新しい仕事を始めたり、引っ越して新しい場所で生活を始めるときに使うことが多いよ。たとえば、「新生活の門出を祝う」っていうときは、新しい生活を始める人をお祝いするって意味になるんだ。
三つ目は、ちょっと古いけど、旅に出る前に吉日(良い日)を選んで、一度家を出て近くに移ることを言うんだ。これは、今ではあまり使われないけど、昔の人々がよくやっていた習慣なんだよ。
ちなみに、この「門出」は「首途」とも書くことがあるんだ。そして、一つ目と三つ目の意味では「かどいで」とも言ったんだ。
だから、「門出」という言葉は、新しいスタートや出発をする瞬間、またはその行動を表しているんだね。
門出(かどで)の使い方
門出(かどで)の例文
- 人生の門出を祝う。
- 新郎新婦の新生活の門出を祝った。
- 門出を祝おうとワインを持ってきてくれた。
- 門出を祝ってお赤飯をたいてくれました。
- 僕の門出のために、親戚が集まってくれた。
門出の文学作品などの用例
「門出」と「首途」「船出」の違いを解説
「門出」は、「首途」とも書きます。また、似た意味の語に「船出(ふなで)」があります。
「門出」と「首途」の違い
「首途(かどで)」は、「しゅと」とも読み、辞書で「首途(しゅと)」を調べると、
①旅に出ること。旅立ち。かどで。
②物事が始まること。また、始めること。かどで。
という意味です。
なので、「門出」と「首途」は同じ意味です。
「首」は「物事の始め」、「途」は「道。道すじ。道のり。」という意味です。
「首途」は、どこまでものびる道を歩きはじめるという意味で、「門出」と同じように使われます。
一方、「首途」はもっと一般的な旅立ちや物事が始まることを意味するんだ。
「首途」はもっと広い意味でのスタートや旅立ちを表してるってことやな。例えば、新しい仕事を始めるときは「首途」、新しい家に引っ越す時は「門出」と使うとちょうどええんやろか?わかりやすくなったわ~!
「門出」と「船出」の違い
「船出」は、
①船が港を出ること。出航。出帆。でふね。
②新しい生活などを始めること。
という意味です。
「門出」も「船出」も、新しい生活を始めることをいいます。
「門出」は、家の門を出ることをいいます。
家の門を出て出発することから、生活に密着した変化に対して使うことが多いです。
対して「船出」は、船が港から出ることをいいます。
「船出」は、「門出」と同じように、生活に密着した変化に対しても使われますが、「新会社の船出」、「新政権の船出」のように、政治経済で使われることが多いです。
それに対して、「船出」は文字通り船が港を出ること、つまり「出航」を意味するが、これが転じて新しい始まりや取り組みのスタートという意味で使われるようになったんだ。
つまり、「門出」はもっと個人的な新しいスタートや家族の新しいスタートに使う感じで、「船出」は大きな新しいプロジェクトや事業が始まる時に使うんやろ?いやー、便利な言葉やなあ!
そして、3つ目は、旅行の前に良い日を選んで一時的に家を出て近場に移ることを指すんだ。ちなみに、1と3の意味で「かどいで」とも言うことがあるんだよ。