怪奇の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
怪奇
【読み方】
かいき
【意味】
①あやしく不思議なこと。また、そのさま。
②姿かたちが不気味なこと。また、そのさま。グロテスク。
例えば、怖い話の中の不思議な出来事とか、ちょっと見た目がグロいものとかに使われることが多いんやろ?普段見慣れないものや出来事に使われるんやね。
【語源・由来】
「怪」は「不思議な。あやしい。」
「奇」は「普通の知識では割り切れない。不思議だ。あやしい。」
【類義語】
不思議、妙、奇妙、奇怪、奇異
怪奇(かいき)の解説
「怪奇」っていう言葉は、何かが変で、不思議で、ちょっと信じがたいようなこと、またはそのような様子を表しているんだよ。
1つ目の意味は、不思議で、あやしいことやそのさまを指していてね。たとえば、夜中におばけが出るような物語や、本当にあったかのような不思議な話は「怪奇な物語」と言うんだよ。そして、「複雑怪奇」という表現は、何かがとても複雑で、一筋縄ではいかない不思議さを持っていることを言うんだ。
2つ目の意味は、姿や形が普通じゃなくて、ちょっと怖い、または不気味なことやそのさまを表しているよ。例えば、普通の人々とは明らかに違う、奇妙で怖いような雰囲気の人を「怪奇な風貌(ふうぼう)」と言うんだ。この「風貌(ふうぼう)」というのは、人の外見や雰囲気のことを意味しているんだよ。
さらに、「かいきさ」というのは、「怪奇」から派生した言葉で、何かが「怪奇」であるような性質や特徴を持っていること、またはそういう状態を指しているんだ。この言葉は物事や状況が怪奇的であることを強調したり、説明したりする時に便利だよ。
怪奇(かいき)の使い方
怪奇(かいき)の例文
- 複雑怪奇な事件に見えるが、こういう事件ほど実はシンプルだったりする。
- 複雑怪奇な作法で、一通り覚えるのに時間がかかる。
- 女性の世界は複雑怪奇だから、女子校は恐ろしい。
- 妖怪の仕業としか思えない怪奇な事件ですね。
- 健太くんは、怪奇的、超自然的現象に興味を持っています。
怪奇の文学作品などの用例
「怪奇」と「怪異」の違いを解説
「怪奇」に似ている語に「怪異(かいい)」があります。
「怪異」とは、
①現実にはありえないような、不思議な事実。また、そのさま。
②化け物。変化 (へんげ) 。妖怪 (ようかい) 。
という意味です。
「怪奇」も「怪異」も、普通とは異なっていて、常識や理性では説明がつかない不思議なことをいいます。
しかし「怪奇」には、姿形が不気味という意味があり、「怪異」には、妖怪という意味がある点がそれぞれ違います。
一方、「怪異」は現実には考えられないような不思議な事実、例えば化け物や妖怪のようなものを指す言葉なんだ。
つまり、「怪奇」は現実的にちょっとおかしなもので、「怪異」はもう完全に現実を離れた、おとぎ話の中のようなものってことやな。こりゃ、しっかり覚えないと、語学の道に迷いそうやね!
つまり、何かが普通じゃなくて、驚きや恐怖を感じさせるようなものや事象に使われることが多いんだよ。