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「会心」の意味と使い方や例文!「会心の一撃」とは?(類義語・対義語)

会心の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
会心

【読み方】
かいしん

【意味】
心にかなうこと。気に入ること。

二字熟語の博士
「会心」という言葉には、心が満たされる感じや、物事が期待通りに運んで満足することを表す意味があるんだよ。

また、しっかりと理解して納得することも指すんだ。

助手ねこ
あー、分かったわ。それはつまり、自分がやったことや結果が「これや!」って感じでピッタリはまった時の満足感やな。

あるいは、何かをちゃんと学んで、「あ、これや!」って思う瞬間も会心っていうんやな。思った通りの結果が出た時とか、うまくいった時のあの気持ちやね。

【語源・由来】
「会」は「心にかなう。さとる。」

【類義語】
得意

【対義語】
痛恨

会心(かいしん)の解説

カンタン!解説
解説

「会心」という言葉は、日常の会話や文書で使われることがあってね、主に2つの意味があるんだ。

1つ目は、心にかなうこと。これは、期待通りの結果が出たときや、自分の思い描いていた通りのことが実現したときに感じる満足感を意味するよ。たとえば、難しい問題を解いて正解が出た時や、野球でホームランを打った時などに、「やった!」と思う感じだね。

「会心の笑みを浮かべる」っていうのは、自分の成果や結果に満足して、嬉しそうな笑顔をするということを表しているよ。

2つ目は、納得すること。これは、何かを理解して、その内容や意味をしっかりと心に受け入れることを意味するんだ。例えば、難しい話や教えを聞いて、その中身をちゃんと理解して、自分の中で納得したときにこの意味で使うことができるよ。

「以上の道理を会心して爰に人に就て云わんに」〈福沢・福翁百話〉っていう表現は、難しい道理や考え方をしっかり理解し、その後で他の人に伝えたいという気持ちを表しているんだ。

要するに、「会心」という言葉は、自分の中での満足感や、何かをしっかりと理解することを意味するんだよ。

会心(かいしん)の使い方

健太
ともこちゃんとは気が合うね。
ともこ
こんなに好みが合う人はなかなかいないわ。
健太
会心の友というやつだね。
ともこ
そうね。会心の友に出会うことができて幸せだわ。

会心(かいしん)の例文

例文
  1. 会心の演技で最後のステージを飾った。
  2. この絵こそが会心の作だ。
  3. 会心の笑みを浮かべる。
  4. その小説は我ながら会心の出来だった。
  5. 粘った甲斐があって、会心の写真を撮ることができた。

会心の文学作品などの用例

  1. ・・琶を掻鳴らす時の椿岳会心の微笑を想像せよ。恐らく今日の切迫した時・・・ 内田魯庵淡島椿岳

  2. ・・・満足して、眼と唇辺に会心の“Sneer”を泛べて苔下にニヤリと脂・・・ 内田魯庵斎藤緑雨

  3. ・・・座右にあったのだから会心の個処は何遍読んだか解らない。信乃が滸我・・・ 内田魯庵八犬伝談余

「会心の一撃」とは?

会心」を用いた語に「会心の一撃」があります。

反対語は「痛恨の一撃」です。

会心の一撃」はRPGゲームで使われている用語としてよく知られています。

会心の一撃」の「一撃」は「ひとうち」という意味で、「会心の一撃」は「通常の攻撃より大きなダメージを敵に与える攻撃」という意味です。

二字熟語の博士
「会心の一撃」という言葉は、普通の攻撃よりも非常に強力な一撃のことを指しているんだよ。

その一撃は特別なもので、大きなダメージを敵に与えることができるんだ。

助手ねこ
そやな。それは「普通の攻撃やできごとより、特別に強くてすごいやつ」ってことやな。

普段の力より、ぐっと力を入れた結果や、期待以上の結果を出すことを言うんやな。これは、特別な時や瞬間を感じることができる言葉やな。

一般的には「渾身の一撃」という言い方をされますが、相手がゲームが好きな方であれば「会心の一撃」を使っても意味が通じます。