改竄の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
改竄
【読み方】
かいざん
【意味】
文書などの字句を直すこと。特に、悪用するために、勝手に直すこと。
特に、悪いことをしようと思って、わざと変える場合を言うんやね。ちょっとした変更で大事な情報が変わっちゃうから、気をつけなあかん言葉やな。
【語源・由来】
「改」は「古いものをやめて新しいものに変える。」
「竄」は「文字を変える意。」
【類義語】
是正、正す
改竄(かいざん)の解説
「改竄」っていう言葉は、文書や記録などを無許可で、そして多くの場合悪意を持って変更することを指すんだよ。要するに、本当の情報や事実をわざと変えてしまうことだね。
「竄」は元々、文字や文を変えるっていう意味があるんだ。だから「改竄」は文字通り、もともとの文書や記録を「改めて変える」っていうこと。
たとえばね、昔の日記に書いたことを後から変えたり、公的な書類やデータを勝手に編集して、その内容が真実と異なるように見せたりすることが「改竄」にあたるんだ。
「登記簿を改竄する」で言うと、登記簿とは、物件や土地の所有者の情報などが記録されている公的な帳簿のこと。これを「改竄する」っていうのは、この登記簿の中の情報を無許可で変更してしまうこと。これは違法だよ。だから、改竄っていう行為は、多くの場合は非常に問題があるんだ。
要するに、「改竄」は、情報や事実をわざと変えてしまう、不正な行為を指す言葉なんだね。
改竄(かいざん)の使い方
改竄(かいざん)の例文
- 記録の改竄を行っていたという証言があった。
- データの改竄が明らかになった。
- 論文の捏造や改竄が問題になる。
- 首相は、公文書改竄の指示を否定した。
- 当時の為政者が、歴史書を都合のいいように改竄したと考えられる。
改竄の文学作品などの用例
-
・・・気に揮洒し去って多く改竄しなかったに拘らず、字句軒昂して天馬行空・・・ 幸徳秋水「文士としての兆民先生」
「改竄」と「書き換え」の違いを解説
「改竄」に似ている語に「書き換え(かきかえ)」があります。
「書き換え」は、
①書きなおすこと。書き改めること。
②通用する別の文字で書くこと。
③期日の来た証書などを、改めて作成すること。
という意味です。
「改竄」も「書き換え」も、書き直すことを言います。
一方「書き換え」は、何らかの理由で元の文書や情報を改めて新しく書くことや、別の形式や文字で書き直すことを意味しているよ。
それに対して、「書き換え」はもっとシンプルで、ただ文書や情報を新しくしたり、違う形で再度書くことやな。特に悪意はない、ただ内容を変えること自体を指す言葉やねんな。
このことから、「改竄」には、こそこそ勝手に字句を直すというニュアンスが含まれる点が「書き換え」と違います。
特に、不正な目的で、許可なく変えることを指すんだ。