感服の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
感服
【読み方】
かんぷく
【意味】
深く感じて服従または敬服すること。
「感服」という言葉は、人や物事に深く感心して、尊敬の気持ちを持つことを表すんだ。
あー、それはつまり、何かすごいことや素晴らしいことを見たり聞いたりした時に、心の底から「すげぇ!」って思って、その人やそのことをめっちゃ尊敬する気持ちやな。みんなが持つことができる、大事な感情やな。
【語源・由来】
「感」は「かんじる。心が動く。心にひびく。心に受ける。」
「服」は「したがう。つきしたがう。受け入れる。くだる。」
【類義語】
敬服、心服
感服(かんぷく)の解説
カンタン!解説
「感服」という言葉は、本当に心からの強い感動や、人の行動や言葉に対する深い尊敬の気持ちを表しているんだよ。
これは、ただ「いいな」とか「すごいな」と軽く思うだけの感心とは違うんだ。感服はもっと強い感情を伴っていて、人の中に残るような、深い感銘を受けることを意味しているんだよ。例えば、誰かがすごく頑張ったり、立派なことをしたとき、それを見て「わあ、すごいな」と心の底から感心する気持ち、その気持ちを「感服」と言うんだ。
「勇気ある態度に感服する」というのは「勇気ある態度」という行為や様子に対して、非常に感心して、尊敬の気持ちを持っている様子が表現されているよ。
だから、「感服」という言葉は、ただ感じる感心や尊敬の気持ちを一歩進めて、その感情が非常に深いときや、本当に心から感じるときに使われる表現なんだね。
感服(かんぷく)の使い方
たった二時間でこれだけの作業をおわらせたの?
大変だったわ。
ともこちゃんの作業の速さと正確さには感服してしまうよ。
健太くんが手伝ってくれればもっと早く終わったのに。
感服(かんぷく)の例文
- 観衆は見事な技に感服する。
- 私は彼の勇気に感服しています。
- 部長の洞察力には感服の至りです。
- 彼女の刺繡の見事な出来栄えに感服した。
- ともこちゃんの知識の豊富さに感服した。
感服の文学作品などの用例
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・・・傘が光ったりするのに感服していたが、菊池は軒先の看板や標札を覗い・・・ 芥川竜之介「合理的、同時に多量の人間味」
「感服いたしました」は目上の人に失礼?
「感服」は「感服いたしました」という形で使われることがあります。
「感服いたしました」の「いたしました」は「する」の謙譲語です。
なので「感服いたしました」は目上の人に使うことができます。
「感服」は服従または敬服の意味があり、目上の人に対して使うことができる言葉ですが、中には、「目上の人に感動したという表現は失礼にあたる」という意見があります。
「感服いたしました」と伝えた相手がこういう考え方の人だった場合、不快感を与えてしまうため、代わりに「敬服いたしました(感心してうやまい従おうとする気持ちを抱きました。)」を使うと良いでしょう。
「敬服」は「感服」よりも敬意の意味が強いため目上の人に対して使う場合にふさわしい言葉です。