姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

割愛の読み方!「かつあい」と「わりあい」正しいのは?

割愛の読み方

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「割愛」があります。

問題

Q「割愛」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

割愛の読み方
  1. 「かつあい」
  2. 「わりあい」
  3. 「かつあい」と「わりあい」両方とも

 

このページでは、悩みやすい「割愛」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「割愛」の読み方は、「かつあい」?「わりあい」?

読み方

割愛の正しい読み方は、「かつあい」「わりあい」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがある音かもしれませんね。

「割」の音読みには「カツ」があり、訓読みには「わ(る)」「わり」「わ(れる)」「さ(く)」があります。

しかし、割愛の読み方としては「かつあい」が正しく、「わりあい」は間違いになります。

正解は、①の「かつあい」です。

広辞苑には「かつあい」の項目はありますが、「わりあい」はありません。

「割愛」の意味

意味

割愛の意味は「惜しいものを思い切って手放したり、省略すること」です。

「割」には「わる」「分ける」「さく」の意味があります。

また、「愛」には「おしむ」の意味があります。「いつくしむ」「かわいがる」「異性を恋したう」「めでる」「好む」「大切にする」「かなしい」「いとしい」など、いくつもの意味がありますが、この場合は「おしむ」の意味で用いられています。

この二つの文字から、不要なものを省くのではなく、惜しいけれど手放す様子が感じられます。また、割愛は「人や物に対する愛着や執着を断ち切ること」を意味する仏教語に由来する言葉でもあります。

割愛を用いた例文には「紙幅が尽きたので事例は割愛する」があります。

【関連記事】
「割愛」の意味と使い方や例文!「省略」との違いは?(語源由来・類義語・対義語)

まとめ

まとめ
  • 割愛の読み方は「かつあい」が正しい。
  • 「わりあい」と読むのは間違い。
  • 割愛は「惜しいものを手放すこと」を意味する。