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「懸絶」の意味と使い方や例文!(類義語・対義語)

懸絶の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
懸絶

【読み方】
けんぜつ

【意味】
著しい隔たりがあること。

二字熟語の博士
「懸絶」という言葉は、二つのものの間に大きな違いや隔たりがある状態を表しているんだよ。

つまり、とても離れていて、全然違うという意味なんだ。

助手ねこ
なるほどな~。「懸絶」っていうのは、ものすごい差があるってことかいな。例えば、空と地面みたいに、ぜんぜん違うレベルにあるっていうことやな。

そんなに違うと、簡単には一緒になれへんわな。なんか、すごい距離を感じる言葉やね。

【語源・由来】
「懸」は「かけ離れる。」
「絶」は「遠く隔たる。」

【類義語】
隔絶、格差

【対義語】
伯仲、匹敵

懸絶(けんぜつ)の解説

カンタン!解説
解説

「懸絶」という言葉は、ものすごく大きな違いや隔たりがあることを表しているんだよ。この言葉を使う時は、二つのものや人、状況の間にとても大きな差があることを強調したい時に使うんだ。

例えば、「両者の実力は見るからに懸絶している」というのは、二人の人がいて、その二人の力や能力にすごく大きな違いがあるっていうことを言っているんだよ。たとえば、サッカーでとてもうまいプロの選手と、サッカーを始めたばかりの子どもを比べたら、その実力はとても違うよね。そういう、はっきりと見てわかる大きな差を、「懸絶」という言葉で表現しているんだ。

また、「他に懸絶する実力」という言葉はね、誰かがとってもすごくて、その人の実力や能力が、他の人たちと比べても際立っている、すごく大きな違いがあるっていうことを言っているんだ。ただ「上手だな」とか「ちょっと違うな」という小さな違いじゃなくて、ものすごく大きな違いがある時に使うんだよ。それくらいその人がすごいっていうことを、強調している言葉なんだ。

だから、「懸絶」という言葉は、二つのものや人、状況などが、とても大きく違っていることを表す時に使うんだね。

懸絶(けんぜつ)の使い方

健太
両者の実力は、見るからに懸絶しているよね。
ともこ
身体が小さい方が負けると思うでしょう?黙って試合を見てみなさいよ。
健太
小さい選手が大きな選手に勝ったよ。
ともこ
見た目に騙されちゃダメなのよ。

懸絶(けんぜつ)の例文

例文
  1. 他に懸絶する実力だ。
  2. 彼は、俗世と懸絶した聖人のような佇まいをしている。
  3. こちらの兵は2千人であるのに対して、敵軍は2万人と懸絶がある。
  4. 親ガチャとは、どの親の下に生まれるかで人生が懸絶することをいう。
  5. 交渉の条件が懸絶しているので難航するだろう。

懸絶の文学作品などの用例

  1. ・・・比較のできないくらい懸絶していると云わなければなりますまい。御存・・・ 夏目漱石現代日本の開化