警句の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
警句
【読み方】
けいく
【意味】
巧みな表現で人生や社会の真理をついた短いことば。アフォリズム。
ちょっとした言葉で、ええことや大事なことをズバリと教えてくれるんやね。みんなが「なるほど!」って思えるような、深い意味があるんやな。
【語源・由来】
「警」は「すばやい。すぐれた。さとい。」「句」は「言葉や文章のひとくぎり。」このことから「警句」はすぐれた短い言葉。」ということで「巧みな表現で人生や社会の真理をついた短いことば」という意味。
【類義語】
視点、スタンス、見地、次元、観点
警句(けいく)の解説
「警句」という言葉はね、短くて、でもとても深い意味がある言葉のことを言うんだよ。これは「アフォリズム」とも呼ばれていて、簡単に言うと、大切なことや真実をすごく短い言葉で表現したものなんだ。
例えばね、「夫婦生活は長い会話である」というニーチェの言葉は、夫婦っていうのはずっと一緒にいるから、その間にたくさん話し合いをして、お互いを理解し合うことが大事ってことを、とっても短い言葉で表しているんだね。
「警句を吐く」という表現は、このような短くて深い意味のある言葉を言うことを意味しているんだ。だから、誰かが「警句を吐く」っていうときは、その人がすごく意味のある、考えさせられるような短い言葉を言ったということなんだよ。
また、「それは尊大な先輩が、素直な後輩に何度も繰り返した警句だった」〈佐藤賢一・王妃の離婚〉という文章は、自信に満ちた先輩が、素直な後輩に、何度も大切な教えや真実を教えたっていう状況を表しているんだ。
だから、「警句」という言葉は、短いけれど大切な意味や真理を伝える、賢い表現のことなんだね。
警句(けいく)の使い方
警句(けいく)の例文
- ニーチェはすぐれた警句を多く残したことで有名です。
- 経験から学んだことを警句にした。
- 警句を集めた本はコンスタントに売れる。
- ともこちゃんは警句を吐いて健太くんにかみついた。
- 健太くんは警句めいた口調でつぶやいた。
警句の文学作品などの用例
「警句を弄する」とは?
「警句」を用いた語に「警句を弄する」があり、中島敦の「山月記」の詩人を目指すも挫折した李徴が自分の行いを振り返っている場面が有名です。
「警句を弄する」の「弄する」は、「思いのままにその行為をする。もてあそぶ。」という意味です。
「警句を弄する」は、ここでは「もっともらしいことを述べ立てる」という意味です。
口先だけで「警句」を述べ、人格や行動が伴わない様をいいます。
ただ、この表現は、ただの言葉遊びや見せかけだけで、実際の行動や人格が伴っていない状況を指しているんだよ。
言葉は立派やけど、本人の行動や性格がそれに伴ってないっていうか。ちょうど、見かけだけで実は中身がないみたいなもんやね。ほんま、言葉って使い方次第でえらいことになるわ。
これは「アフォリズム」とも呼ばれていて、ちょっとした言葉に、とても大きな意味が込められているんだ。