顕著の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
顕著
【読み方】
けんちょ
【意味】
いちじるしいこと。きわだって目につくこと。
あぁ、そういうことか。つまり、「めっちゃ目立ってる」ってことやな。他のもんと比べて、ぐっと飛び出てる感じやろ?
「これ、見てみ!すぐわかるで!」っていうぐらい、バッチリと目につくやつのこと言うんやな。
【語源・由来】
「顕」は「あきらか。はっきりしている。」
「著」は「あらわれる。いちじるしい。目立つ。あきらか。」
【類義語】
如実、著しい、際立つ
【対義語】
隠微
顕著(けんちょ)の解説
カンタン!解説
「顕著」という言葉はね、何かがとてもはっきりとしていて、目立つって意味なんだよ。すごくわかりやすくて、人の目にすぐにつくようなことを表すんだ。
たとえばね、「増加の傾向が顕著になる」っていう時は、何かがどんどん多くなっていく様子が、とてもはっきりと見えるって意味なんだよ。例えば、公園の花が春になるとどんどん咲き始めて、その数が増えるのが目に見えてわかるように、とても明確に増えていくことを示しているんだ。
また、「顕著な業績」っていうのは、誰が見てもわかるくらいすごい成果や功績のことを言うんだよ。たとえば、有名な科学者が新しい発見をしたり、アスリートが世界記録を更新したり、そういう、他の人とは一線を画する、際立ってすごい成果のことを「顕著な業績」と呼ぶんだ。
だから、「顕著」という言葉は、何かがとてもはっきりと目立っている、他と比べて際立っていることを表しているんだね。
顕著(けんちょ)の使い方
この作家さん、作風が変わったよね。
前作から変化が顕著になってきたのよ。
何かあったのかな。
結婚して子供が生まれて、考え方に変化が生じたようよ。
顕著(けんちょ)の例文
- 増加の傾向が顕著になる。
- 変化の兆しは顕著である。
- ともこちゃんは、顕著な業績を残した。
- 二台の車のエンジン性能の顕著な違いは見られない。
- 地球温暖化の影響が顕著に現れている。
顕著の文学作品などの用例
「顕著に現れる」と「顕著に表れる」の違いは?
「顕著」は「顕著に現れる」や「顕著に表れる」というように使われます。
- 「現れる」は「現象」「出現」のように、隠れたものが出てくることをいいます。
- 「表れる」は「表現」「表情」のように、考えや意思がおもてに出てくることをいいます。
「実験によって顕著に現れた。」というように、隠れていたものが出てくるという意味の「あらわれる」は「顕著に現れる」を使います。
「困惑していることが、健太くんの顔色に顕著に表れてきました。」のように、目に見えない「あらわれる」は「顕著に表れる」を使います。
顕著になる対象によって「表れる」と「現れる」を使い分けます。
つまり、はっきりとわかるほどに目につくという意味があるんだよ。