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「検収」の意味と使い方や例文!「検査」「検品」との違いは?(類義語)

検収の読み方・意味とは?(類義語)

意味

【二字熟語】
検収

【読み方】
けんしゅう

【意味】
納入品が発注どおりか検査して受け取ること。品物の種類や数量、破損の有無、機器の動作確認などを行って品物を引き取ること。また、コンピューターのシステム開発を外注したときに、納品されたシステムを検証すること。

二字熟語の博士
「検収」という言葉はね、物が注文通りに届いたかどうかをしっかりチェックしてから受け取ることなんだよ。例えば、商品の種類や数が正しいか、壊れていないか、機械ならちゃんと動くかなどを確認するんだ。

また、コンピュータのシステムを作ってもらった時には、ちゃんと動くかどうかをテストしてから、それを受け入れることも検収って言うんだよ。

助手ねこ
ほぉ、なるほどな。検収っていうのは、注文したもんがちゃんと来てるかどうか、くまなくチェックするんやな。商品なら数や破損、機械なら動きを確認するってわけや。

それに、パソコンのプログラムとかも、ちゃんと動くかどうかを見てから、「OK!」って言うんやな。ちゃんと検査してから受け取る、それがえらい大事ってわけやね。ちゃんと確認せんと、あとで「あれ?おかしいな?」ってなることもあるからな。

【語源・由来】
「検」は「取り調べる。検査。」
「収」は「取り入れる。取りこむ。おさめる。」

【類義語】
査収

検収(けんしゅう)の解説

カンタン!解説
解説

「検収」という言葉はね、物を買ったり注文したりしたときに、それがちゃんと注文通りかどうかをチェックして、問題がなければ受け取ることを意味しているんだよ。

例えば、学校で新しい体育用具を買ったとしよう。届いた用具が注文したものと同じか、数が合っているか、壊れていないかなどを確認するのが「検収」なんだ。また、コンピューターシステムにも使われることがあるよ。例えば、学校が新しいコンピューターシステムを作ってもらったとする。そのシステムがちゃんと動くかどうかを確認して、問題がなければ使い始めること、これも「検収」と言うんだよ。

「検収書」というのは、そのチェックをしたことを証明する書類のこと。物やプログラムをもらった後に、「はい、これで大丈夫です」と言ってサインをする書類なんだ。そして、「検収済」というのは、「この物やプログラムはちゃんとチェックして、問題ないよ」という意味を表している言葉なんだよ。

だから、「検収」という言葉は、物を買ったり注文したりしたものがちゃんとしたものか確認して、問題がなければ受け取ることを言っているんだね。

検収(けんしゅう)の使い方

ともこ
先生に頼まれていた書類ができたわ。
健太
後は検収してもらうだけだね。
ともこ
合格をもらえるといいんだけどな。
健太
やり直しなんて嫌だよ。

検収(けんしゅう)の例文

例文
  1. システムの検収テストを行う。
  2. 検収結果で今後の受注量が大きく変わる。
  3. 検収完了試験に合格した。
  4. 発注元責任者が検収印を押した。
  5. 仕入れ検収情報を確認する。

「検収」と「検査」「検品」の違いを解説

検収」に似ている語に「検査(けんさ)」「検品(けんぴん)」があります。

「検収」と「検査」の違いは?

検査」は、ある基準をもとに、異状の有無、適不適などを調べることをいいます。

検査」は、一般的によく使われるチェックと同じ意味です。

対して「検収」は、受け入れ時のチェックをいうという違いがあります。

二字熟語の博士
「検収」とは、注文したものがちゃんと届いたかどうかを確かめて、問題なければ受け取ることを言うんだ。たとえば、商品が正しい数だけあるか、壊れてないか、機械がきちんと動くかなどをチェックするんだよ。コンピューターシステムを作ってもらったときも、ちゃんと作られてるかを確かめてから受け取るのが検収だね。

一方、「検査」とは、ある決まった基準に照らして物事が正しいか間違っているか、問題がないかを調べることだよ。

助手ねこ
おお、そっかそっか。要するに、「検収」は、注文した商品がピッタリと合ってるか、ちゃんとした状態で届いてるかを確かめて、「これでオッケー!」って言うんやな。パソコンの新しいプログラムを頼んだときも、ちゃんと動くかよくチェックしてから、「これでいいわ」とするんやね。

それに対して、「検査」はもっと広くて、「これは大丈夫か、ダメか」ってのをチェックして判断するんやな。例えば、車のエンジンが正しく動いてるかどうかを調べるみたいな感じやな。なるほど、似てるけど、ちょびっと違うんやね。

「検収」と「検品」の違いは?

検品」は、品物・製品を検査することをいいます。

一般的に、納品前の商品の検査をいいます。

検収」は、受け入れ時の検査をいう点が「検品」とは違います。

二字熟語の博士
「検収」と「検品」は似ているけれど、使う場面がちょっと違うんだ。「検収」は、納入された品物が注文どおりかどうかを確認して受け取ることを指すんだ。これには、種類や数量、破損の有無、機器の動作などをチェックすることが含まれるよ。また、システム開発の分野では、外注したシステムが要求通りに動くかを検証することも「検収」と呼ばれるんだよ。

一方で、「検品」は、製品が品質基準に適合しているかを確認する行為を指す。これは一般的に、納品前の商品に対して行われるものだね。

助手ねこ
なるほどなぁ、それで言うと、「検収」っていうのは、注文したものがきちんと届いたか、ちゃんと使える状態かを確認するんやな。宅配便でパソコンが届いた時に、箱を開けて全部の部品がそろってるかチェックするようなもんやろ。

それに対して、「検品」はもっと商品自体の品質に注目して、出荷前にちゃんと基準に合ってるか確認することやな。工場で新しいおもちゃを作った後、ちゃんと動くかどうかテストするみたいなもんか。要するに、「検収」は受け取る前のチェックやし、「検品」は出荷する前のチェックやな。似てるけど、ちょっと違うんやね。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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