鬼謀の読み方・意味とは?(語源由来・類義語)
【二字熟語】
鬼謀
【読み方】
きぼう
【意味】
人が思いも及ばないような、すぐれたはかりごと。
普通の人には考えられへんぐらい、ええ考えや工夫があるんやな。人が「それ、どうやって思いついたん?」ってびっくりするような、変わった考えのことを言うわけや。
【語源・由来】
「鬼」は「おに。かいぶつ。ばけもの。もののけ。悪神。」
「謀」は「あれこれと手段を講ずる。計画する。はかりごと。」
【類義語】
(神算鬼謀の類義語)作戦、奇策縦横、縦横無尽、神機妙算
鬼謀(きぼう)の解説
「鬼謀」という言葉はね、人が普通は考えもしないような、本当にすごくて巧妙な計画や策略を意味する言葉なんだよ。
たとえばね、普通の人では思いつかないような、とても利口で巧みな計画を立てたり、誰も考えなかったような新しいアイデアや方法を思いついたりすることを、この「鬼謀」という言葉で表現するんだ。人々が普段考えもしないような、本当に目新しくてすごいはかりごとのことを指しているんだね。
例えば、「あの男のことだ、どんな鬼謀を抱いているやも知れぬ」〈黒田如水・吉川英治〉という文章は、その人がどんなにすごい、人が思いも及ばないような巧妙な計画やアイデアを考えているのかわからない、という意味で使われているんだよ。
だから、「鬼謀」という言葉は、人が通常思いつかないような、非常に巧みで優れた計画や策略を表しているんだね。
鬼謀(きぼう)の使い方
鬼謀(きぼう)の例文
- 神算鬼謀ぶりを発揮する。
- 健太くんは、どんな鬼謀を抱えているか分からない要注意人物だ。
- 反乱を一日で制圧したその采配は、まさに神算鬼謀だった。
- 神算鬼謀の限りを尽くす、優秀な軍師だった。
- 大胆不敵な悪略鬼謀だ。
「神算鬼謀」とは?
「鬼謀」を用いた表現の一つに「神算鬼謀(しんさんきぼう)」があります。
「神算鬼謀」とは、人知の及ばないような、すぐれた巧みな策略のことをいいます。
この言葉は、一般的には、天才的な計算能力と、人を驚かせるような巧妙な策略を持つ人に使われるんだ。
要するに、頭のいい人を超えて、天才や策士のレベルやねんな。
【類義語】
・神機妙算(しんきみょうさん)
・神機妙道(しんきみょうどう)
【例文】
・神算鬼謀をめぐらす。
・神算鬼謀をもって不利な状況を覆す。
これは、通常の思考や計画を超えて、特別に巧妙で、ひと味違った戦略を意味しているんだ。