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「出向」の意味と使い方や例文!「転籍」「左遷」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
出向

【読み方】
しゅっこう

【意味】
でむくこと。命令を受けて、籍をもとのところに置いたまま、他の役所や会社などで勤務につくこと。

【語源・由来】
「出」は「内から外へでる。だす。」
「向」は「むく。むかう。むきあう。むかって行く。」

【類義語】
内勤、外勤

【対義語】
帰任

出向(しゅっこう)の使い方

ともこ
感染症蔓延で航空会社が経営危機に陥ったわね。
健太
大変そうだよね。
ともこ
大変だから、社員の雇用を維持しながら他の企業に人材を出向させる在籍型出向を取り入れたそうよ。
健太
僕たちの学校に出向してきてくれないかな。

出向(しゅっこう)の例文

  1. 子会社に出向する。
  2. 彼はB社に出向中です。
  3. 別会社に出向を命じられる。
  4. 彼は親会社からの出向社員だ。
  5. 一年という条件付きで出向を命じられた。

「出向」と「転籍」「左遷」の違いは?

出向」に似ている語に「転勤(てんきん)」「左遷(させん)」があります。

「出向」と「転勤」の違い

転勤」は「同じ官庁や企業などの中で、勤務地が変わること。」をいいます。

転勤」が、同じ官庁や企業内での勤務地の変更であるのに対して、「出向」は他の役所や会社などで勤務につくことをいう点が違います。

「出向」と「左遷」の違い

左遷」は、「(昔、中国で、右を尊び左を卑しんだところから)低い地位・官職におとすこと。左降。」という意味です。

出向」は、籍をもとのところに置いたまま、他の役所や会社などで勤務につくことをいいますが、「左遷」は、地位や官職が低くなることをいう点が違います。

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