「気楽」の意味と使い方や例文！「気軽」との違いは？（類義語・対義語）

気楽の読み方・意味とは？（類義語・対義語）

【二字熟語】
気楽

【読み方】
きらく

【意味】
①心配や苦労がなく、のんびりとしていられること。また、そのさま。
②物事にこだわらないで、のんきなさま。

「気楽」という言葉には、二つの意味があるんだ。一つ目は、心配や苦労がなくて、のんびりと過ごせる状態を表すんだよ。

そして、二つ目は、物事に深くこだわらず、のんきな様子を指すんだね。

なるほどな～。つまり、最初の意味は「心配事もなくて、ゆったりとしてる状態」ってことやな。のんびりしてるって感じか。

ほんで、二つ目は「そんなに真剣にならずに、のんきに構えてること」ってことか。いわゆる「気にせず楽にいこうや」みたいな感じやな。どっちも、心がリラックスしてる状態ってわけやね。

【語源・由来】
「気」は「精神・感情の働き。」
「楽」は「こころよい。たのしい。たのしむ。」

【類義語】
のんき、安楽、気長、のんびり、リラックス

【対義語】
苦労、苦難、苦悩、辛苦、切実、苦渋、悩み

気楽（きらく）の解説

カンタン！解説

「気楽」という言葉はね、二つのちょっと違う意味があるんだ。

最初の意味は、心配事や大変なことが全然なくて、本当にリラックスしている状態のことなんだ。この意味で使う時は、人がとても楽な気持ちでいられることを表しているよ。たとえば、「気楽な身分」って言う時は、大きな責任がなくて、自分の好きなように生活できる人のことを指しているんだね。また、「気楽に暮らす」っていうのは、日々の生活でストレスが少なく、ゆったりと過ごしていることを表しているんだよ。

もう一つの意味は、物事に対して深くこだわらない、のんきで楽観的な態度のことなんだ。「気楽なことを言う」とは、あまり深刻に考えず、軽い感じで話をすることを指しているよ。たとえば、大きな問題に直面している時でも、「大丈夫、何とかなるさ」と軽く言ってしまうような人は、「気楽なことを言う」と言われるかもしれないね。

ちなみに、「気楽」の名詞で「きらくさ」という言葉があって、これは、気楽な性質や性格を持っていること、または気楽に物事を取り組む様子を表すんだ。この言葉は、人の性格や行動、あるいはある場面や状況の中での軽やかな雰囲気を示す時に使われることが多いよ。

だから、「気楽」という言葉は、ストレスや心配が少なくリラックスしている状態や、物事に深くこだわらずにのんきな態度を表す言葉なんだよ。

気楽（きらく）の使い方

偉い人に会うのは緊張するなあ。

気さくな人だから気楽に構えていればいいのよ。

それでも失礼がないようにしないといけないから緊張するよ。

緊張しすぎて失敗しないようにね。

気楽（きらく）の例文

1. 気楽な一人暮らしを楽しむ。
2. 毎日気楽にすごす。
3. 一線から退いて気楽になった。
4. 他人事のように気楽なことをいう。
5. どうぞ気楽になさってください。

気楽の文学作品などの用例

1. ･･･に首を垂らしたなり、気楽そうにぐっすり眠こんでいた。 芥川竜之介「一夕話」

2. ･･･て見ても、氏の唐人は気楽そうに、林処士の詩なぞは謡っていない。し･･･ 芥川竜之介「小杉未醒氏」

3. ･･･こそ人殺しや犯罪者が気楽で好かろうよ。どっちかに極めなくちゃあな･･･ 著:アルチバシェッフミハイル・ペトローヴィチ 訳:森鴎外「罪人」

「気楽」と「気軽」の違いを解説

「気楽」に似ている語に「気軽」があります。

「気軽」は、こだわったり面倒がったりしないで行動に出るさま。また、堅苦しくなくて、気がおけないさま。

という意味です。

「気楽」は、気分が楽な状態をいいます。対して、「気軽」は、気を楽にして行動に出る様をいう点が違います。

「気楽」と「気軽」は、どちらもリラックスしている状態を表す言葉だけど、少し違いがあるんだよ。「気楽」という言葉は、心配事や苦労が少なくて、のんびりとしていられる状態を意味する。例えば、忙しくない時にゆったりと過ごしている感じだね。

一方で「気軽」というのは、何かを始める時に、大変だとか面倒だとか思わずに、さっと始められるような軽やかな感じを指すんだ。

おお、それやったら「気楽」っていうのは、心配や面倒なことがなくて、のんびりできるってことやな。ソファに寝転がってテレビでも見てるみたいな、ゆっくりできる感じや。

一方で、「気軽」は、例えば友達に突然電話して「今から遊びに行こか！」みたいな、考えることなくさっと行動に出るさまやな。どっちも自由や気軽さを感じさせる言葉やけど、「気楽」はもっと心の中の感じで、「気軽」は行動や関係に関しての感じやな。なんとなく似てるけど、ちょっとずつ違うんやな～。