気障の読み方・意味とは?(語源由来・類義語・対義語)
【二字熟語】
気障
【読み方】
きざ
【意味】
①服装や言動などが気どっていて嫌な感じをもたせること。また、そのさま。
②気にかかること。心配なこと。また、そのさま。
③不快な感じを起こさせること。また、そのさま。
二つ目は「気になること、心配ごと」、三つ目は「不愉快な感じがする」って話やな。これは、人がどうやって自分や他人を不快にさせてしまうかを教えてくれる言葉やわ。
【語源・由来】
「きざわ(気障)り」の略。
【類義語】
伊達
気障(きざ)の解説
「気障」という言葉は、いろんな意味を持っていて、状況によってその使い方が変わるんだよ。
まず、1つ目の意味としては、人の服装や話し方などがちょっと大げさで、気取っていて、見ている人や聞いている人に嫌な感じをもたせることを指すんだ。つまり、自分を良く見せたいと思っているのか、他の人とは違うと思っているのか、そういうちょっと気になる行動や言動のことを言うんだよ。例えば、友達と話しているときに、わざと難しい言葉を使ったり、格好つけた声を出したりする人がいたら、「気障な話し方」って言うことができるね。
2つ目の意味は、気にかかることや、心配していることを指すんだよ。何か気になることや、ちょっと不安なことがあるときに使う言葉だね。例えば、「化物が…顕れているのじゃあねえかと思うから、ちょっと気障なところがあるな」〈滑・七偏人・五〉 っていう文章では、化物が現れるのではないかという心配や不安を表しているんだ。
3つ目の意味は、何かが不快な感じを与えること、また、その状態を指すんだよ。例えば、音やにおい、あるいは人の行動などが、ちょっと気になる、または嫌だなって思うときに使う言葉だね。たとえば、「そのすうすうとすすり込む音が何分気障だ」〈滑・浮世風呂・四〉という文章では、その音がどうにも気になって、少しイライラする、という感じを表しているんだ。
だから、「気障」という言葉は、気取っている様子や、心配・不安な気持ち、または何かが不快で気になる状態を表しているんだね。
気障(きざ)の使い方
気障(きざ)の例文
- 健太くんは気障な話し方をする。
- 彼の気障な態度は鼻につく。
- イケメンが気障なセリフを言うならばいいのだけど、健太くんじゃねえ。
- ちょっと気障っぽいのが玉に瑕だ。
- 健太くんの気障な態度にうんざりしている。
「気障ったらしい」とは?
「気障」を用いた語に「気障ったらしい」という表現があります。
「気障ったらしい」とはいかにもきざな感じである。(例:気障ったらしいことを言う。)
という意味です。
「君はこの夜景より美しい。」「君と出会うために生まれてきたんだ。」「君との出会いは運命だったんだ。」というような言葉が「気障」な言葉で、これらの言葉を言うことを「気障ったらしいことを言う。」といいます。
要するに、何かを大げさに見せようとしたり、自分を良く見せようとするときの様子を言うんだよ。
もうちょいわかりやすく言えば、ちょっと「オレ様っぽい」ことを言ったり、見せびらかす時に「気障ったらしいな」とかいうんやろ?ホンマにそういうの、見てる方はちょっと笑っちゃうわな。
第二に、何か気にかかることや心配事を表す。第三に、不快な感じを引き起こすことやその状態を指すんだ。