【二字熟語】
渾沌
「混沌」とも書く。
【読み方】
こんとん
【意味】
①天地がまだ開けず不分明である状態。
②すべてが入りまじって区別がつかないさま。
【語源・由来】
「渾」は、「まじる。にごる。まじりあう。」
「沌」は、万物が成立する以前の物のけじめがつかない状態を表す「混沌・渾沌(コントン)」に用いられる字。
【類義語】
無秩序、混迷、雑然
【対義語】
秩序
渾沌(こんとん)の使い方
感染症蔓延で世界中が渾沌の渦に巻き込まれたね。
落ち着きつつあるけど、まだまだ予断を許さない状態ね。
このまま終息するといいね。
そうね。
渾沌(こんとん)の例文
- 事態は渾沌として予断を許さない。
- 世界情勢は渾沌としている。
- 優勝争いはますます渾沌としてきている。
- その国の政情は渾沌としています。
- 記憶が渾沌としている。
「渾沌」と「混沌」の違いは?
「渾沌」は「混沌」とも書きます。
常用外漢字の「渾」の代用字として、常用漢字の「混」が使われるようになりました。
「混沌」は、公用文、法令や新聞などで使われます。